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「岡本太郎が見た韓国 1964・1977」展

川崎市岡本太郎美術館
終了しました

アーティスト

岡本太郎
岡本太郎は、1964年と1977年に韓国を訪れています。
それ以前、岡本は1951年に縄文土器に出会い、その造形に日本人の根源的な生命感を見いだしました。その後、57年には『藝術風土記』の連載のため、日本各地を巡り日本文化の根底を探る旅にでかけます。59年には沖縄の聖地である御嶽を訪れ、神とシャーマンとの交流の根源に迫り、さらに62年からは『神秘日本』を著すため再び日本各地を訪ねました。
この後の1964年に岡本は初めて韓国を訪れています。日本を巡る旅を終え、古代から日本との関係の深い朝鮮半島に関心を抱いていた岡本に、韓国を訪れる機会がめぐってきたのです。この訪韓によって岡本は人々の生活にふれ、貧しい中にも人々が明るく逞しく生きる様子に人間の本来的な生き方を見いだし、韓国の文化、伝統に強く魅かれました。
1977年の訪韓では、仮面劇やシャーマニズムに関心を抱くとともに、旅の途中で出会ったチャンスン(道標)に惹きつけれられました。木を立てその根本に石を置いたチャンスンに、北方の騎馬民族・スキタイの文化やモンゴルのオボなど、北方ユーラシアから日本へとつながる文化の流れを感じとったのです。
本展では、岡本の訪韓時の足取りをたどり、岡本が韓国で出会い、親しみと深い感銘を受けた韓国の文化や人々の暮しを、岡本が撮影した写真とともに、韓国の生活の道具や仮面などの作品や資料、映像などとあわせて紹介します。

[画像:「チャンスン」(1977) 撮影 岡本太郎]

スケジュール

2008年7月19日(土)〜2008年9月28日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 700円、高大学生・65歳以上 500円、中小学生以下 無料
会場川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
住所〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
アクセス小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分、向ヶ丘遊園駅南口よりバス「生田緑地入口」下車徒歩8分、JR南武線武蔵溝ノ口駅または東急田園都市線・大井町線溝の口駅北口よりバス(向ヶ丘遊園駅南口行き)「生田緑地入口」下車徒歩8分
電話番号044-900-9898
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