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特集陳列 「日本に将来された蒟醤(きんま)と紅安南(べにあんなん)」展

東京国立博物館
終了しました
今回の特集陳列では、江戸時代の日本に伝えられ、茶の湯の世界で好まれた東南アジアの漆器と陶磁器をご紹介します。

タイの漆器、「蒟醤(きんま)」の名はタイ語の「キンマーク」という言葉に由来します。「キンマーク」とは、檳椰樹(びんろうじゅ)(タイ語で「マーク」)の実と石灰をまぜ、蔓草の葉に巻いて噛む(タイ語で「キン」)という東南アジアの風習を指す言葉です。「蒟醤」は、江戸時代、貿易品として日本に運ばれ、茶入や菓子 器などに用いられました。

また、同じ頃、茶人たちが親しんだ東南アジアのやきものに、ベトナムの五彩があります。赤茶色をした陶土に白釉をかけ、唐花草や鹿や牛、鳥などの文様を手馴れた筆使いで描くやきもので、日本では「紅安南(べにあんなん)」と呼ばれました。いわゆる唐物や高麗物とは異なる魅力が感じられるでしょう。

「蒟醤」や「紅安南」など、日本独自の茶の湯の世界で好まれた東南アジアの工芸品をお楽しみ頂ければ幸いです。

スケジュール

2008年5月8日(木)〜2008年7月27日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5389
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)