終了した展覧会・イベントです

「Landschaft IV」展

ラディウムーレントゲンヴェルケ
終了しました

アーティスト

内海聖史、桑島秀樹、水野シゲユキ、山本基
「風景」をテーマに開催している企画展の第四弾です。単なる風景展とは異なり、作家が見ている風景の先に生み出される作品、またそれを介して風景を味わうという企画展です。そこにみる風景は我々の日常の風景をより研ぎすまされたものかもしれません。

内海聖史は、多摩美術大学大学院卒業後、精力的な作品発表をし続けているアーティストです。『絵画の美しさは絵の具の美しさである』と語る内海は、絵の具そのもの、色彩の美しさをただ純粋に受け入れ、空間のサイズに合わせて様々なスケールの作品を制作し、サイトスペシフィックな展開を魅せています。

桑島秀樹は、大阪を制作拠点として活動しているアーティストです。前月開催された個展に引き続きの出品ですが、これまで発表して来た写真ではなく、初の立体の発表です。無数のカラフルなプラスチック製のオモチャを組み合わせ、立体曼荼羅とも言うべき作品を作り上げました。チープな素材でありながら、完成したそれは、桑島ならではのストイシズムに満ちあふれた強烈な印象を持っています。

レントゲンでの作品発表が初となる水野シゲユキは、カリスマ的な人気を誇る豊田在住のプロモデラーです。「壊れ」の表現に於ける日本の第一人者であり、その独特の寂寥感に溢れる物語性を持ったディオラマは、「ラントシャフト」を通した風景表現の新しい地平を垣間見せるものです。

山本基は、金沢美術工芸大学卒業後、金沢を制作拠点として活動しているアーティストです。国内外を問わず、精力的に活動を行っている山本ですが、レントゲンでの作品発表は、実に5年ぶりとなります。制作の初期の頃から『人の死』をテーマに含み、塩を用いた作品を発表している山本。その作品からは、心の内に在る様々なものの死や、生のしがらみを浄化して、人が生きて行く為の根源を新たに築き上げている事が伺えます。

ペインティング、立体、更に模型と各々の表現から生まれる、新しい視点の「風景」の展開、是非ご期待下さい。

オープニングパーティー: 6月6日(金)19:00〜

スケジュール

2008年6月6日(金)〜2008年6月28日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
水曜日、木曜日
入場料無料
会場ラディウムーレントゲンヴェルケ
住所〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
アクセスJR馬喰町駅より徒歩4分、JR・都営浅草線浅草橋駅より徒歩4分
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