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特集陳列 「二体の大日如来像と運慶様(うんけいよう)の彫刻」 展

東京国立博物館
終了しました
運慶は平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した仏師で、日本彫刻史上最も重要な仏師の一人です。天平彫刻が残る奈良の地で活躍した、いま慶派と呼んでいる仏師集団に所属しました。古典を学んで写実的で運動感に富む新鮮な作風を創造しました。運慶は奈良や京都の旧来の需要層にとどまらず、鎌倉幕府という新勢力の造像も多く手がけました。頼朝の岳父北条時政(ときまさ)が発願した静岡・願成就院の諸像などがそれで、近年発見された、運慶作品と考えられる光得寺と真如苑所蔵の二体の大日如来像も、鎌倉幕府の御家人の足利義兼(よしかね)発願である可能性があります。それらの像をつうじて、関東にも運慶の作風が広がりました。

この特集では運慶自身の造像である可能性が極めて高い二体の大日如来像と、運慶工房の作品ではないかともいわれる十二神将像、関東などに残る運慶の作風にならった像、運慶の孫である康円が造った像などを展示します。

スケジュール

2008年7月10日(木)〜2008年9月21日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B01&processId=01&event_id=5604
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)