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田村能里子 「美神たちのざわめき」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

田村能里子
今回、田村さんの壁画「美神たちのざわめき」が和光ホールに展示される。油彩、素描も併せ、アジアの風土に根強く生きる、たおやかで、たくましく、凛とした女性たちをモチーフに描かれた作品が一堂に会する。その絵画を構成するものは、流砂に削られた古代陶器の肌のようなマチエール(絵肌)、ざらざらした絵肌に、鮮やかに、温かく人物を描きだす描線、そして田村レッドと称賛される色彩。油彩の世界に和の線描が生きる独自の世界である。

20代の頃、田村さんはインドの砂漠地帯で出合った、壁画が描かれた家々が建ち並ぶ村に心を揺さぶられる。「砂漠の熱い風に吹かれながら、これがそうなのか、と何かをみつけた気がしました」。独自のマチエールも、今回が52作目となる壁画もそこから始まった。 1978~88年に西安・唐華賓館に壁画第一作「二都花宴図」を描き、昨年は女性洋画家として初めて、禅寺である天龍寺の塔頭宝厳院本堂再建襖絵「風河燦燦 三三自在」を完成させた。

画家の仕事は集う場を提供すること、と語り、「壁画との対話を楽しんでいただけたら素晴らしい」と微笑む田村さん。和光ホールに降り立った美神たちを前にしばし立ち止まり、思いのままに語り合ってみてはいかがだろう。

スケジュール

2009年10月15日(木)〜2009年11月7日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wako.co.jp/exhibitions/196
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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