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岡本太郎 「続・99歳、あっぱれ太郎 —太郎 * 神話」

川崎市岡本太郎美術館
終了しました

アーティスト

岡本太郎
今年の2月26日、岡本太郎は99回目の誕生日を迎えました。そして、来年は、生誕100周年。岡本は作品の中に、独自の世界を創造しました。その着想は、世界の様々な民族に伝承されてきた神話から多くのヒントを得ていたのかもしれません。満19歳の1930年の冬、岡本は東京美術学校(現東京藝術大学)の油絵科を退学、両親とともにヨーロッパに留学し、それから10年間、パリで一人で過ごし、当時の最先端の芸術・文化・学問を吸収しました。パリ大学ソルボンヌ校では、マルセル・モースの下で民族学を学びました。

1951年の「縄文土器」との出会い以来、岡本は日本各地、そして世界各地を取材しました。それは、失われた時間、すなわち神話の中にしか残されていない物語を求めての旅だったのかもしれません。岡本が愛読したフランス語書籍四百数十冊のなかには、神話研究に大きな功績を残した宗教現象学者ミルチャ・エリアーデの書籍が五冊含まれており、アンダーラインや書込みが多数確認でき、その他の書籍に比して、圧倒的に熱心に熟読した様子が伺われます。

本展では、過去の様々な神話の意義と機能を理解した岡本の作品の中にみられる、神話的な要素をご紹介するものです。世界中を飛び回り、八面六臂の大活躍をした、来年、生誕100周年を迎える、今年、99歳の岡本太郎の歩みをたどりつつ、世界に羽ばたいた太郎のあっぱれさをご堪能下さい。

[画像: ≪明日の神話≫ 1968年 油彩、キャンバス]

スケジュール

2010年4月8日(木)〜2010年7月4日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 500円、高大学生・65歳以上 300円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.taromuseum.jp/exhibition/collection.html
会場川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
住所〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
アクセス小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分、向ヶ丘遊園駅南口よりバス「生田緑地入口」下車徒歩8分、JR南武線武蔵溝ノ口駅または東急田園都市線・大井町線溝の口駅北口よりバス(向ヶ丘遊園駅南口行き)「生田緑地入口」下車徒歩8分
電話番号044-900-9898
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