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AIT ARTIST TALK #49「空間とイメージ、イメージとしての空間」

AITルーム
終了しました

アーティスト

ヤコブ・シモンソン
ヤコブ・シモンソン(1974年生まれ/スウェーデン出身、マルモ在住)は、IASPISの助成により、AITのアーティスト・イン・レジデンスプログラムで3ヶ月東京に滞在します。シモンソンは、今回が初めての日本滞在となります。

シモンソンは、ふだん私たちが何げなく行っている「見る」という行為を再認識させるようなペインティングやインスタレーシンを制作しています。モノクローム・ペインティングの表現を拡張し、建築空間に呼応あるいは介入するようなインスタレーションへと展開させていくシモンソンの作品には、半透明のキャンバスをスクリーンにし、人の姿をプロジェクションすることで、実際には無人の一角でありながら人の気配が漂う「無題:(プロジェクション)」などがあります。

また、2009年にスウェーデンのランドスクローナ市立美術館で開催された「Synrand」展では、上記の図2のように、ガラス窓で囲まれた展示空間へ、ガラス窓の上半分をアルミのフィルムで覆うという介入を行いました。フィルムに映り込んだ空間内部の規則的なグリッド構造と、外部にある風景が同時に目に入るこの空間は、人間の視覚を統制しながらも乱す不思議な装置といえるかもしれません。

トークでは、シモンソンがどのように空間や建築に働きかけ、制作を行っているのか、これまでの作品を通して紹介するほか、日本滞在中に行った建築のリサーチから見えてきた発見などにもついても話します。既存の空間が、シモンソンの作品の介入によりどのように「異空間化」されてゆくのか、ぜひご期待下さい。

スケジュール

2010年12月3日(金)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277
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