「画家たちが描いたいのちのドラマ愛のかたち」展

終了しました

現在の画家たちが自ら生き、そして描いた人生を「愛」という根本的なテーマから捉えて、ここに展示いたします。つねに子を思う母の切実な愛、男と女とが絶えず交わす愛、家族の間に湧き上る優しさと慈しみ、友人や仲間たちが固く結び付く絆、さらに苦しみ悩む人々に心を配る人間愛などの普遍的なものを初めとして、愛に伴う別れと悲しみも交えて、さまざまな形で描き出されています。

代表的な例として、ピカソのたとえ貧しい生活のなか、たまさかの小さな幸せに浸る旅芸人の一家の姿、またシャガールの女性への愛と憧憬を終生飽くことなく描き続けた情熱など、実に感動的です。ムンク、ミロ、ダリ、シケイロスなど外国人作家15名、猪熊弦一郎、織田廣喜、靉嘔など日本人作家21名の秀作、約60点が一堂に並んで壮観です。

それぞれの個性の異なる画家たちが各種各様繰り広げる愛の尽きない表現世界を十二分にお楽しみ下さい。

スケジュール

2010年1月14日(木)〜2010年3月16日(火)