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「雛の宴 京都丸平の人形と有職造花の雅」展

佐野美術館
終了しました
約250年にわたり京都で人形司を営む丸平(まるへい)大木人形店は、当代で七世を数える老舗です。公家のしきたりである有職を基本とし、装束はじめ調度品に至るまで品格あふれる雅な人形作りを続けてきました。

丸平の雛は、面庄、猪山といった創業以来屈指の名工による頭(かしら)を使い、艶やかな衣裳を着せ付けて作られますが、つややかな胡粉の肌と、ほのかな色香ただよう美しい顔立ちとで他の追随を許さぬ品位にあふれ、宮家、華族、財閥などの名家に永く愛されてきました。

本展出品作は、有職造花師大木素十氏のコレクションです。有職造花とは、本来節句など御所の行事を飾る絹地の造花で、室町時代より続く伝統技術です。大木氏はこの技を現代に伝える第一人者で、所蔵の雛人形は十一世、十二世面庄や二世猪山などが遺した頭を用い、当代丸平によって仕上げられています。
 
官女や随身といったお付きの人形たちや、童形の雛十五人揃い、毅然として白馬にまたがる「馬上の大将」などもあわせて展示し、絢爛豪華な有職造花とともに、京都に息づく日本の伝統美の世界をご紹介します。

[画像] 十一世面庄頭七世大木平蔵作《二番親王立像》個人蔵

スケジュール

2011年2月26日(土)〜2011年4月10日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
木曜日
木曜日が祝日の場合は開館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般・大学生 1000円、小・中・高校生500円
会場佐野美術館
https://www.sanobi.or.jp/
住所〒411-0838 静岡県三島市中田町1-43
アクセス伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より徒歩6分、JR三島駅南口より東海バス「佐野美術館」下車徒歩2分
電話番号055-975-7278
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