鈴木星亜 「天国の絵画」

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「極楽論」において中沢新一は、イスラームの編年史や仏教のテクストなどにあらわれる地上の楽園や天国のヴィジョンは、「他界」や「あの世」や「死後の世 界」をめぐる単なる表象ではなく、天国は我々の存在様式にほかならないと述べている。そこに描かれている「たえず微細な差異が生起し、差異がまたみずから の差異を 無限に産出していく」光景は、非常に美しく圧倒的に自由な印象を与える。だが、この「天国」の、差異が無限に産出されていく様は、我々は確固としてものを 持ち得ず、何一つとして分かることのできない恐ろしさも秘めている。果たして我々はこの「天国」で生きてゆけるのだろうか?いや、我々は既に「天国」いるのだ。ただそのことを忘れ、そこに地上があると思い込んで生きているに過ぎない。私の制作は、「見る」ということを通して、我々が仮定している土台を取り払い、「天国」の存在様式に身を置こうとする試みなのである。

メディア

スケジュール

2011年05月09日 ~ 2011年05月14日

アーティスト

鈴木星亜

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