終了した展覧会・イベントです

今和次郎 「採集講義」

パナソニック汐留美術館
終了しました

アーティスト

今和次郎
青森県弘前市に生まれた今和次郎(1888-1973)は、昭和初期の急速に大都市化していく東京の街の様子や人々の生活の変化を採集(観察し、記録する)・分析した「考現学」の創始者として知られています。また、民俗学者の柳田國男らがつくった民家研究の会「白茅会」の活動に参加したことをきっかけにはじめた民家研究の分野でも重要な足跡を残しました。

一方、関東大震災直後の街頭に出て、急ごしらえのバラック建築をペンキで装飾した「バラック装飾社」の活動や積雪地方の暮らしを快適にするための試験家屋の試み、村の共同作業場の設計などに携わった建築家・デザイナーでもありました。さらに戦後になると、日常生活を考察する「生活学」や「服装研究」といった新しい学問領域も開拓していきます。こうした幅広い領域にわたる活動の根底には、都市と地方を行き交いながらさまざまな暮らしの営みを"ひろい心でよくみる"ことをとおして、これからの暮らしのかたちを、今を生きる人々とともに創造しようと模索し続けた今和次郎の生き方がありました。

本展は工学院大学図書館の今和次郎コレクションに所蔵される膨大かつ多彩な資料の中から、スケッチ、写真、建築・デザイン図面等を展示する他、本展のために制作された模型や再現映像を通して今和次郎のユニークな活動を紹介する初の本格的な回顧展です。

【シンポジウム】
「時代と人を見つめた今和次郎」
日時:2012年2月11日(土)13:30~15:30(開場13:00)
出演者:
荻原正三(工学院大学名誉教授)
黒石いずみ(青山学院大学総合文化政策学部教授)
参加費: 無料 ※展覧会閲覧には別途入場券が必要です。要予約[定員150名]

<申し込み方法>
通常はがき[1]本イベント名[2]参加人数(1通につき2名様まで)[3]氏名[4]住所[5]電話・FAXをご記入の上、〒105-8301東京都港区東新橋1-5-1、4F パナソニック電工汐留ミュージアム「今和次郎展係」までお送り下さい。
※お申し込みにあたってご記入いただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的のみで使用し、終了後に廃棄します。
※なお、お申し込みいただいた場合、ご記入頂いた個人情報に関して、上述の目的での使用に 同意いただいたものとさせていただきます。

スケジュール

2012年1月14日(土)〜2012年3月25日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
展示替期間・夏期・年末年始休館
入場料
展覧会URLhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/12/120114/
会場パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/
住所〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
アクセス都営大江戸線汐留駅3番出口より徒歩5分、JR新橋駅汐留口より徒歩8分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩6分、都営浅草線新橋駅より徒歩6分、ゆりかもめ新橋駅より徒歩6分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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