終了した展覧会・イベントです

野田裕示 「1984-2012」

ギャルリー東京ユマニテ
終了しました

アーティスト

野田裕示
野田裕示(のだ・ひろじ)は1952年和歌山県生まれ。1976年、多摩美術大学油画科卒業後まもなく、当時現代美術の先駆的画廊であった南画廊(東京)の志水楠男氏に見出され、初めての個展を行い早くからその実験的でダイナミックな作品は注目を集めました。野田は、一貫して支持体と絵画の関係に取り組んだ作品を発表。国内外の美術館、画廊での展示を精力的に行ない、2001年には芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。現在では日本を代表する作家の一人として活躍しています。さらに、近年は石彫の岡本敦生氏とのコラボレーションで石の彫刻にアクリル絵の具によるペイントを施した作品を愛知県美術館等で発表。2005年の「現代日本彫刻展」では毎日新聞社賞を受賞するなど、立体と平面による新しい展開も見せています。2010年秋にはJean Art Gallery にて、ソウルで初めての個展を開催。また2012年1月には待望の国立新美術館での大規模な個展が開催されます。

本展は、東京で初めての回顧展となる国立新美術館での「野田裕示 絵画のかたち/絵画の姿」(会期2012/1/18-4/2)に併せて開催するもので、80年代初期作品から、今年制作の新作までおよそ25点を展示いたします。

野田の作品は80年代初期、レリーフ状の箱型作品から始まり、徐々に支持体全面を袋で被い、カンヴァスを重ねて画面を構成する手法に移行していきました。また近年は、人体のような白いフォルムが浮かび上がり、シンプルで躍動的な作品を見せています。それは、野田が以前より追い求めてきた「かたち」のもつ有機的な面白さを前面にした作品で、二次元の平面を飛び越え、その生々しいかたちが見る者に迫りくる三次元の立体となって現れてきました。常に支持体との関わりを思考し、絵画の持つ力強さとかたちの魅力を追い求めてきた野田の30年に及ぶ取り組みを、本展でも充分に感じていただきたいと思います。

[画像: 野田裕示 「WORK 201」(1984) アクリル、麻布、木/パネル 94.0 × 68.0 × 6.0cm ]

スケジュール

2012年2月6日(月)〜2012年2月25日(土)

開館情報

時間
10:3018:30
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://g-tokyohumanite.jp/2012/0206.html
会場ギャルリー東京ユマニテ
https://g-tokyohumanite.com/
住所〒104-0031 東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F
アクセス東京メトロ銀座線京橋駅2番出口より徒歩2分、都営浅草線宝町駅A3出口より徒歩2分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩2分
電話番号03-3562-1305
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します