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大友真志 「GRACE ISLANDS ─南大東島、北大東島」

photographers’ gallery
終了しました

アーティスト

大友真志
沖縄本島から東へ約360kmの沖合に位置する、かつて無人島だった島は、1900年に八丈島出身の実業家・玉置半右衛門によって開拓が着手され、サトウキビの単一栽培が行われていることから「シュガーアイランド」とよばれることもあります。大友は近年、自身が生まれ育った北海道の風景や、北広島市に住む家族のポートレートを継続的に制作・発表してきました。北海道と同じく、大東島が明治期に「開拓された」歴史を持っていることを契機とし、大友は大東島を訪れ、通うことになります。実際に島を訪れた大友は、「開拓されてから まだ歴史の浅い大東島の風景は、人の気配がわずかに感じられる程度で、原野の面影が残る北海道郊外の風景に似ていた」と語っています。 池、草むら、林、石、隆起珊瑚の岩などの自然を捉えた中に、サトウキビ畑、製糖工場、貯水池、ポンプ、ホース、給水塔、墓地、ガードレール、電柱などが、大東島特有の植物とともにあまり目立つことなく写されています。一見、主題とよべるようなものは判然としませんが、しかし、何もとりこぼすものがないように入念に写し取られた写真からは、ゆるやかにこの島の風景の全体が立ち現れるようです。

写真集出版記念スライドショー&トークイベント
「大東島写真帳(仮)」
2011年9月10日(土) 19:00~
大友真志×倉石信乃(写真史)×仲里効(批評家)

スケジュール

2011年8月23日(火)〜2011年9月30日(金)

開館情報

時間
12:0020:00
入場料無料
会場photographers’ gallery
http://www.pg-web.net/
住所〒160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401
アクセス都営新宿線新宿三丁目駅C7・C8出口より徒歩2分
電話番号03-5368-2631
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