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「初期伊万里展 - 日本磁器のはじまり -」

戸栗美術館
終了しました
日本における磁器の誕生は、豊臣秀吉の文禄・慶長の役(1592~98)に際し、出兵した大名が連れ帰った朝鮮人陶工によりもたらされた製磁技術をもとにしていると考えられています。1610年代に佐賀県有田町を中心とする肥前地方一帯で生産が始められ、伊万里港から日本各地へと搬出されたため「伊万里焼」と呼ばれるようになりました。そのうち、草創期から、色絵磁器が登場する1640年代以前の作品は「初期伊万里」と分類されています。それらは、染付(そめつけ)を中心とし、形がゆがんだり、素地や染付の発色が不安定であるなど、技術的に未完成な部分を残しながらも、器面に力強くおおらかな筆致で描かれた文様からは、草創期らしい創作の喜びを感じ取ることができます。今展示では、窯跡より出土した陶片も併せて展示し、17世紀前半における初期の伊万里焼についてご紹介します。

スケジュール

2012年6月10日(日)〜2012年9月23日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
※金曜・土曜は10:00〜20:00
※入館受付は閉館30分前まで
休館日
月曜日、火曜日
※祝日の場合は開館し、両日とも祝日の場合は翌平日休館
展示替期間中・年末年始休館
入場料
会場戸栗美術館
http://www.toguri-museum.or.jp
住所〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3
アクセス渋谷駅ハチ公口より徒歩15分・地下鉄A2出口より徒歩12分、京王井の頭線神泉駅北口より徒歩10分
電話番号03-3465-0070
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