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須田悦弘 展

千葉市美術館
終了しました

アーティスト

須田悦弘
本物と見紛うほどリアルな花や草の木彫で知られる作家、須田悦弘。自ら制作した木彫を美術館の展示室や古い建物の片隅に忍ばせ、作品のためにつくられた建屋内に納め、ときには過去の名品と組み合わせて展示します。小さな花や草を置くだけで、須田は美術館の無機的な空間さえも見事に活性化させます。日本の伝統を想起させる木彫という手法と花というモチーフにこだわりつつも、それらをインスタレーションという新しい手法に結びつける彼の活動は、1990年代中頃以降、現代アートのみならず、幅広い領域から注目されてきました。
本展は、最初の作品《銀座雑草論》(1993)から、代表作《泰山木:花》(1999)、《睡蓮》(2002)、そしてこの展覧会のために作られた新作《芙蓉》(2012)に至る須田の仕事を紹介いたします。美術館エントランス・ホール(さや堂ホール)として保存されている昭和2年建造の洋風建築(旧川崎銀行千葉支店)でも、このスペースのためにつくられた新作を展示。さらに7階展示室では、日本美術に造詣が深い作家自ら、千葉市美術館のコレクションから江戸時代の絵画・版画の名品を選び、「須田悦弘による江戸の美」展を開催します。出品作と須田の木彫と組み合わせた展示も行いますので、新旧の美の競演をお楽しみください。

須田悦弘講演会
スライドを用いて、作家自ら自作を解説します。
11月18日(日)14:00より(13:30開場)/11階講堂にて
【講師】須田悦弘
聴講無料/定員150名 
【申込方法】往復はがきまたはEメールにて、住所、氏名、電話番号、参加人数(2名まで)を明記のうえ、下記までお送りください。※申込締切 10月31日(水) 必着
〒260-8733 千葉市中央区中央3-10-8 千葉市美術館 須田悦弘講演会係
suda.event@ccma-net.jp(件名を「須田悦弘講演会参加希望」としてください)
※お1人につき1通まで、応募多数の場合は抽選となります。
※携帯電話からお申込みされる場合は、ccma.event@ccma-net.jpからのメールを受信できるように設定してください。

須田悦弘公開制作
須田悦弘がまる1日かけて、《雑草》を制作。完成後、展示室内に作品を設置します。作家の精密な木彫技術を直接間近で見られます。(作業中に随時休憩をとることがあります。時間中であれば、自由に観覧可能です。)
11月11日(日)10:00~17:00/11階講堂にて/観覧無料

映画上映会「利休」
12月9日(日)14:00より(13:30開場)/11階講堂にて
学生時代の須田悦弘に感銘を与え、その作品制作にも影響を及ぼした映画。
監督:勅使河原宏 脚本:赤瀬川原平(1989年作品、135分)
観覧無料/先着150名

市民美術講座
「須田悦弘—空間を見いだすこと」
11月24日(土)14:00より/11階講堂にて
聴講無料/先着150名 
【講師】 水沼啓和(当館学芸員)

ギャラリートーク
担当学芸員による ―10月31日(水) 14:00より
ボランティアスタッフによる ― 会期中毎週水曜日(10月31日を除く)14:00より
*水曜日以外の平日の14:00にも開催することがあります。

[画像: 須田悦弘「芙蓉」(2012) 作家蔵]

スケジュール

2012年10月30日(火)〜2012年12月16日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
毎月第1月曜日は休館(祝日の場合は開館)
年末年始休館
備考
11月5日(月)、12月3日(月)は休館
入場料一般 1000円、 大学生 700円
展覧会URLhttp://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/1030/1030.html
会場千葉市美術館
https://www.ccma-net.jp
住所〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
アクセス千葉都市モノレール葭川公園駅より徒歩7分、京成線千葉中央駅東口より徒歩約10分、JR千葉駅東口より徒歩15分、
電話番号043-221-2311
関連画像

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