井上光太郎 + 小浪次郎 + サディ・スターン「The Catcher in the dark」

Gallery OUT of PLACE TOKIO

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アーティスト

井上光太郎、小浪次郎、サディ・スターン

明るい未来を信じ無邪気に突っ走ることができた時代ではなくなった現在。作家たちは目を閉じ、耳を澄まし、口を紡ぎ、注意深く速やかに歩みを進める。彼等は眼前の闇の中に確かなものをつかみ取ろうとしているかに見える。それは本当の闇なのか？それともひかり輝くものなのだろうか？

今回紹介する3名の作家はそれぞれある一貫した主義を掲げ、行き先を見失った多くの人々が混沌のなかで崖から落ちそうになったとき、そっと手を差し伸べてくれるような、やさしい光を携えた作家たちだ。重たい気配を纏いつつ淡い筆跡で描かれる井上光太郎のペインティング。異常との狭間を自由に行き来するように日常を写し撮る小浪次郎のフォトグラフィー。子供の頃に見た夢のように朧げで闇の中を流れる映像のようなサディ・スターン（Sadie Rebecca Starnes）のペインティング。是非、この機会に三者三様の「光」を感じて下さい。

[画像: Sadie Rebecca Starnes 「whitewash I」 (2011) oil on canvas, 60 x 90 cm]

スケジュール

2012年1月13日(金)〜2012年2月12日(日)