終了した展覧会・イベントです

「近代自然主義絵画の成立 オランダ・ハーグ派展 - バルビゾンへの憧れ、 ゴッホの原点 -」

山梨県立美術館
終了しました

アーティスト

フィンセント・ファン・ゴッホ、ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ、ヴィレム・ルーロフス、ヨーゼフ・イスラエルス、ヴィレム・デ・ズヴァルト、アントン・マウフェ
19世紀、オランダのハーグにおいて、屋外での直接の自然観察をもとにした自然主義的な作品を描いた画家たちがいました。彼らは「ハーグ派」と呼ばれ、原野や森、小川や池といったあるがままの自然、農村風景や農民の慎ましい生活を清新な表現でとらえました。その作品からは自然への温かな眼差しが感じられます。 彼らはオランダ美術の伝統に加え、フランスのバルビゾン派の作品にも熱心に学びました。バルビゾン派はハーグ派に先行して戸外でスケッチし、田園や農村の風景を描いていました。ハーグ派の画家たちは、バルビゾン派を手本としながらオランダの風景を鋭敏な感覚で描き、後に続く画家たちに影響を与えました。ゴッホとモンドリアンは、フランスを中心に展開する西洋のモダニズムのなかでも特異な位置を占めていますが、画業の初期にハーグ派から大きな影響を受けていました。彼らの作品を通じて、西洋モダニズム芸術の源泉のひとつをこのオランダ・ハーグ派に見出すことができます。本展は、ハーグ派を日本で初めて主題的に紹介する展覧会です。オランダのハーグ市立美術館、クレラー=ミュラー美術館の他、国内に所蔵されるバルビゾン派やゴッホの作品も含めた約70点を展観いたします。

[画像: ヤン・ヘンドリック・ヴァイセンブルフ「ハールレムの風景」(1845-48)油彩・板 ハーグ市立美術館蔵]

[関連イベント]
記念講演会
日時: 7月13日(土) 14:00~
講師: 古谷可由氏(公益財団法人ひろしま美術館学芸部長)
場所: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)

担当学芸員のギャラリー・トーク
日時: 8月3日(土)、17日(土) 14:00~
場所: 特別展示室(申し込み不要、本展チケットが必要です)

大人のための美術講座
ギャラリー・トーク前のちょっとお得なレクチャーです。
日時: 8月17日(土) 13:00~13:30
場所: 総合実習室(申し込み不要、聴講無料)

キッズ・プログラム ぶらっとアート
「ハーグ派」の作品を鑑賞しながら、オランダの豊かな自然をめぐる旅をしよう。
対象: 小学1~6年生とその保護者
日時: 7月20日(土) ①10:00~10:40 ②14:00~14:40
定員: 各回20名程度
場所: ワークショップ室・特別展示室
申込期間 6月20日~7月19日17:00まで

ミュージアム・シアター「炎の人 ゴッホ」
日時: 7月27日(土) 13:30~
場所: 総合実習室(申し込み不要、入場無料)

記念コンサート
日時: 8月4日(日) 14:00~14:40
演奏: 大久保良明 (ヴァイオリン)、古屋真木子 (ピアノ)
場所: 1Fロビー (申し込み不要、入場無料)

※お申込方法は公式ホームページからご確認ください。

スケジュール

2013年7月13日(土)〜2013年8月25日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が日曜日の場合はその日曜日も開館)
年末年始休館
入場料一般1000円、大・高生500円、中・小生260円
展覧会URLhttp://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/specialexhibit_201307.html
会場山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
住所〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27
アクセスJR中央線甲府駅南口より「(御勅使・竜王駅経由)敷島営業所」「(大草経由)韮崎駅」「貢川団地」行きバス15分「山梨県立美術館」前下車すぐ
電話番号055-228-3322
関連画像

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