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「不可思議な遊戯」展

スパンアートギャラリー
終了しました

アーティスト

駕籠真太郎、トレヴァー・ブラウン、林アサコ、林良文、早見純、春川ナミオ、村田兼一、室井亜砂二、山田布由、渡邊光也
エロティックとユーモア、そしてファンタジー。突き詰めれば突き詰めるほど、感覚というものは違うものに変化しやすい。美しさと醜さ。愛と憎。喜びと悲しみ。そして、エロティックにはユーモアがつきまとう。しかし全ての作家が両方を併せた表現をできるとは限らない。これは受手側の問題でもあるだろうが、違う要素を作品中に含んでいることに、今回は面白さを見いだしたい。また受手の見方は様々であるので、作家の意図と観覧者、そしてギャラリーの思惑は一致するとは限らない。けれど、またそこに面白さがあるとも言える。別の感情やイメージを湧かせるということは、ある意味それが極端、極限の表現であるということだ。ある意味過剰で、ある意味余分なものが無く研ぎすまされているのだ。作家の持つこだわり、執着と言ってもいいような表現が、見るものを引き寄せる。例えば裸の女がいることが、エロティックなわけではない。その存在感と、それを認識する視点があってはじめて幻想を生むのだ。作家の持つ視点と、観覧者の持つ視点が少しのズレを生じながら重なる。プライベートな距離に作品が入り込む。それだけでエロティックな雰囲気がして来るが、やはり突出した表現があればこそのものだろう。性的な内容を、ごく自然に(それが不自然であるのだが)可愛らしく、また美しく、儚く表現することに面白さを見る。不思議だが、余計なものをなくすと、代わりにまた違うものが付随する。そうした含みを持つ作家が集まることで、幾重にも様々な感覚が重なり、面白さが増すだろう。

スケジュール

2013年6月4日(火)〜2013年6月15日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
水曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.span-art.co.jp/exibition/201306mystery_play/index.html
会場スパンアートギャラリー
http://www.span-art.co.jp/
住所〒104-0031 東京都中央区京橋2-5-22 キムラヤビル 3F
アクセス東京メトロ銀座線京橋駅4番出口より徒歩1分、都営浅草線宝町駅A5出口より徒歩2分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩6分
電話番号03-5524-3060
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