終了した展覧会・イベントです

JR「世界はアートで変わっていく」

ワタリウム美術館
終了しました

アーティスト

JR
この展覧会は、現在最も注目されているフランス人アーティストJR(ジェイアール)のこれまでの活動を一堂に紹介する世界で初めての展覧会です。これは、昨年よりスタートした震災後の展覧会三部作の最終章です。一つ目は『ひっくりかえる展』で、既存の社会を変えようとしている世界中のアーティストやアクティビストを紹介し、さらに『坂口恭平 新政府展』では、日常に創造的なレイヤーを重ねることであらたな社会を形成しようという実験でした。
今回はJRが世界中のストリートに展示を始めるきっかけとなった最初の作品から、パリ郊外の公営住宅に住む若者たちの大型のポートレートを中心地のストリートに掲示した「世代の肖像」(2004-2006年)、パレスチナ人とイスラエル人の巨大な写真を両側に提示した「フェイス 2 フェイス」(2007年)、世界中の紛争で犠牲になった女性たちの尊厳を守ろうと大きなポートレートを掲げた「ヒーローは女性たちだ」
(2008-2010年)などこれまでの全プロジェクトを時系列にそってドキュメント映像で紹介します。
さらに重要なのは、展覧会に先駆け2012年11月、東北の被災地(気仙沼から福島まで)を巡り行った「インサイドアウト」計画の展示です。ポートレート撮影用のカメラと大型プリンターを装備した専用トラックは、東北の漁港の漁師や復興商店街の店主、子どもたち、およそ400名のポートレートを撮影し、それらを街中に展示したのです。このプロジェクトのドキュメントやポートレートは今回の展覧会の一部として発表されます。
JRの活動は自分のメッセージを伝えようとするのではなく、世界中のストリートに誰もが見られるギャラリーを作り、そこで新しい交流が生まれ、さらにそれぞれの地域の問題が世界に提示されることなのです。その活動のために、自身の名前をJRという匿名的なものにしています。
今回の展覧会では入場者も自分のポスター大のポートレートを受け取り、この「インサイドアウト」計画に参加出来ます。
JRはTEDプライズ受賞のスピーチ(2011年)で世界中の観客を驚かせました。JRは言い切ります。「世界はアートで変わっていく」

[関連イベント]
制作公開_ 時代の瞬間を目撃する。
世界のアーティストJRが日本上陸。ワタリウム美術館の外壁20mの壁にJRが、東北の人たちの巨大な顔をグラフィティーします。
日時: 2月7日(木) 10:00〜

プレヴュー+シンポジウム_世界は本当に変わる
日時: 2013年2月9日(土) 15:00~18:00
会場: ワタリウム美術館
出演: JR、卯城竜太(Chim↑Pom)、坂口恭平(予定)
定員: 50名(要予約)
参加費: 3000円(展覧会チケット付き/ ワタリウム美術館会員割引あり)

※ご参加の方は下記までご連絡をお願いします。
ワタリウム美術館 E-mail: official@watarium.co.jp

スケジュール

2013年2月10日(日)〜2013年6月30日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館
年末年始は休館
備考
2月11日、4月29日、5月6日は開館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 1000円、小学生・中学生 500円、70歳以上 900円、障害者手帳提示 700円、付き添い1名 1000円
展覧会URLhttp://www.watarium.co.jp/exhibition/1302JR/index_e.html
会場ワタリウム美術館
http://www.watarium.co.jp/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A2出口より徒歩8分
電話番号03-3402-3001
関連画像

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