終了した展覧会・イベントです

「生誕200年記念 清麿展」

佐野美術館
終了しました

アーティスト

源清麿
源清麿(みなもと きよまろ)は、幕末に活躍した日本刀の名匠です。清麿の魅力は、澄んだ地鉄(じがね)の柔らかさと刃文の躍動感にあります。澄んだ地鉄は良質の鉄を使い、その鉄の性質を十分に活かす熟練した腕を、刃文の躍動感は作刀に生涯をかけた清麿という刀工の心意気を感じさせます。清麿は文化10年(1813)信州小諸(こもろ)藩の郷士の次男として生まれ、兄の影響で作刀を始めました。婿養子に入り一男をもうけましたが、刀への情熱を捨てきれず、妻子を郷里に残し江戸に出て、作刀修行に邁進しました。そして清麿の刀は多くの人々の求めるところとなったのです。しかし人気絶頂の中、嘉永7年(1855)清麿は四谷の自宅で自らの命を絶ちました。その原因については多くの憶測が飛び交いましたが、今なお謎のままです。清麿が18歳で作刀の道に入り42歳で自ら死を選ぶまで、ひたすらに歩み続けた刀の道。その中で生み出された選りすぐりの名刀約50点を一堂に展示します。

[関連イベント]
「渡邉館長のギャラリートーク」
日時: 2013年8月31日(土) 14:00~
申込: 申込不要。聴講料無料・入館券をお求めの上、展示室入口にお集まりください。
内容: 「生誕200年記念 清麿展 幕末を駆け抜けた孤高の刀工」展の初日に展示室で、渡邉館長が展覧会の魅力や、作品の見どころをお話します。

講演会「清麿―孤高の生涯」
日時: 2013年9月21日(土) 14:00~16:00
講師: 渡邉妙子(佐野美術館館長)
会場: 佐野美術館講堂
定員: 60名
参加費: 500円
申込: 要申込・先着順
内容: 現在新々刀で最も人気のある名工、清麿の波乱に満ちた人生と作刀について渡邉館長が語ります。講演会の後には、渡邉館長による著書『日本刀は素敵』『名刀と日本人』、および清麿展図録へのサイン会を開催します。

「日本刀を持ってみよう」
日時: 2013年9月28日(土) 14:00~16:00/9月29日(日) 10:00~12:00
講師: 渡邉妙子(佐野美術館館長)
会場: 隆泉苑(佐野美術館庭園内)
定員: 各回20名
参加費: 3,000円
申込: 要申込・先着順
内容: 何百年もの間、大切にされてきた日本刀を、作法にのっとって鑑賞します。静かな気持ちで刀工の魂に思いを馳せるひとときです。

小中学生対象講座「日本刀を持ってみよう」
日時: 2013年9月28日(土)10:00~11:30
講師: 渡邉妙子(佐野美術館館長)
会場: 隆泉苑(佐野美術館庭園内)
定員: 10組(20名)
参加費: 親子(2名)2,000円(さのびこどもくらぶ会員は1,500円)
申込: 要申込・先着順(親子参加・小学4~中学3年生、見学不可・子どものみ追加申込可(1名500円))
内容: 何百年ものあいだ大切に受け継がれてきた本物の日本刀を、小中学生のみなさまに持ってもらう講座です。礼をつくし作法どおりに日本刀と向き合う貴重な体験です。イベントの前に展示室でギャラリートークを行います。

スケジュール

2013年8月31日(土)〜2013年10月6日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
木曜日
木曜日が祝日の場合は開館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般・大学生: 1000円、小・中・高校生: 500円
会場佐野美術館
https://www.sanobi.or.jp/
住所〒411-0838 静岡県三島市中田町1-43
アクセス伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より徒歩6分、JR三島駅南口より東海バス「佐野美術館」下車徒歩2分
電話番号055-975-7278
関連画像

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