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森野泰明 「響きあう彩りとフォルム」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

森野泰明
かつて京都の五条坂は焼物の町でした。しかし登り窯の公害が懸念され、50年ほど前、山科の地に「清水焼団地」を作り上げ、多くの陶芸家が移り住んできました。そのお一人が陶芸界の重鎮・日展作家の森野泰明氏です。先々代・峰楽氏、先代・嘉光氏と個性ある作品群を残してきた家の当代です。
大学で富本憲吉氏、近藤悠三氏、そして藤本能道氏などの陶芸史に名を残した先人の教えを直接受け、富本氏の「自分のものを作れ」の言葉通り歩んできた森野氏。海外生活も長く、外から故郷の日本を見るという習慣が自然に身についたといいます。
「個性といっても京都で育ったという伝統の遺伝子を消すのではなく、それを昇華したほうがよい、と考えるようにしています」と語られます。たしかに氏の作品は漸新に見えて、日本の様式美が見え隠れしています。モダンな和の色彩とフォルムが、和洋どちらの空間にあっても無理なく溶け込みつつ、存在感を際立たせます。
「焼物を通して自分を表現する作業が私の仕事です。焼物の焼成は直接に人為の及ばない変化の不思議さ。その意外性は焼物の本質的な美しさなのです。釉薬とフォルムの絡み合いの中で材質感や色彩が互いに響き合う一体感のある作品を制作したいと思っています」。

[画像: (手前)「滄碧扁壺(そうへきへんこ)」10.6 × 19.3 ×高さ21.8㎝、(奥) 「雲藍線文花瓶(うんらんせんもんかびん)」 20.8 × 28.4 ×高さ34.7㎝ ]

スケジュール

2014年4月18日(金)〜2014年4月27日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wako.co.jp/exhibitions/377
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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