終了した展覧会・イベントです

大島尚悟「Sympathy」

photographers’ gallery
終了しました

アーティスト

大島尚悟
大島は、親しい友人や住み慣れた街、都市の風景など身近なものを被写体として撮影してきました。これまで展示とともに432点をまとめた作品集を制作、映像プロジェクションによる写真の上映、また237点を収録した大型本『Harmonic』を制作し、タイトルと形式を少しずつ変化させながら発表を続けています。作品は、カラーとモノクロが混在しピントが鮮明なものからブレたもの、壊れたカメラによる光モレや影が写り込んだものなど、描写が様々です。それらを一同に並べた展示からは、作家の細やかな情緒が行き交い、社会の中で個人の感情が揺れ動く様が垣間見られてきました。本展では、これまでの作品を「Someone」、「Somewhere」、「Sympathy」の3つのタイトルに選り分け、また、撮影と平行して制作している絵画作品を加えた映像プロジェクションを上映します。新たに構成された大島の作品からは、これまでとは異なる側面が見出されるのではないでしょうか。さらに、展覧会に合わせ、3冊セットの写真集『SOMEONE』『SOMEWHERE』『SYMPATHY』(オンデマンド出版発行KULA)が刊行されます。

[関連イベント]
王子直紀写真展「吐噶喇」
吐噶喇列島と䛿九州と奄美・沖縄に挟まれるかたちで点在し、有人7島と無人5島䛾島々で構成されています。終戦後に䛿北緯30度線が国境線となり、52年に本土復帰したこと䛿あまり知られていません。「30年ほど前にこ䛾島々を訪れ発表していた知り合い䛾写真家から「もう一度だけ撮影に行く」と聞いたことが、こ䛾場所を訪れたきっかけだった。私がこれまで継続していたストリートで䛾スナップ写真から離れてみるに䛿、そう䛾写真家䛾一言と、吐噶喇というそ䛾響きだけで十分だった。そして、訪れたそ䛾島に䛿不釣り合いなほど大きな港以外に䛿何もなく、まず撮るも䛾を見つけることが日課になった。」そう語る作者によって、中望遠レンズ一本だけで持ち込んだ大量䛾フィルムを使い果たすまで繰り返し写された人間・海・岩・植物・牛。そこに䛿「絶海䛾孤島」といったようなイメージ䛿ありません。これら䛾目䛾前に存在したも䛾すべてを片端から写された写真を前に、わたしたち䛿吐噶喇という島䛾光や風に触れさせられたような感覚をあたえられるでしょう。また、写真集『吐噶喇』(オンデマンド出版、発行 K㼁LA)が刊行されます。

スケジュール

2014年11月14日(金)〜2014年11月30日(日)

開館情報

時間
12:0020:00
入場料無料
会場photographers’ gallery
http://www.pg-web.net/
住所〒160-0022 東京都新宿区新宿2-16-11-401
アクセス都営新宿線新宿三丁目駅C7・C8出口より徒歩2分
電話番号03-5368-2631
関連画像

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