終了した展覧会・イベントです

「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション09 サイケデリック・ポスター - ロック音楽とグラフィックデザイン - 」展

多摩美術大学美術館
終了しました
第二次世界大戦後に目覚ましい経済成長を遂げたアメリカでは、1960年代に入ると貧困や人種差別、学園紛争といった社会問題が浮上し、さらにベトナム戦争の泥沼化に対する反発から民衆運動が拡大しました。「愛と平和」を求めた若者たちは路上に溢れ、自由なファッション、音楽、アートで反体制の声を表現しながら、「ヒッピー」や「フラワー・チルドレン」と呼ばれるような独特のライフスタイルを形成します。

こうした揺れる社会情勢の中、敏腕プロモーターとして知られるビル・グラハム(Bill Graham,1931-1991)は60年代のアメリカ西海岸を舞台に新しいロック文化をつくりあげ、20世紀音楽に革命を起こしました。グラハムは、サンフランシスコのライブ・ハウス「フィルモア・オーディトリアム」とそれに次ぐ「フィルモア・ウエスト」、さらにニューヨークの「フィルモア・イースト」を拠点に、数多くのロックバンドを招いてライブによる音楽プロモーションを定着させます。告知のためにつくられた色鮮やかなポスターの数々は、ビジュアルと音楽を融合した「サイケデリック」と呼ばれる新しいポップカルチャーのムーブメントを巻き起こしました。極彩色によるハレーションや幻覚の再現だけでなく、19世紀末のアールヌーヴォー様式の引用や実験的なタイポグラフィの試みによって、個性豊かなロック音楽のイメージを見事に視覚化しています。

本展では、66年から71年までの5年半に及ぶ「フィルモア時代」にグラハムが手掛けたポスター99点を竹尾ポスターコレクションの中から選出し、制作に関わった19人のクリエイターがどのようにロック音楽を表現したかを探ります。

スケジュール

2014年1月25日(土)〜2014年2月23日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
火曜日
火曜日が祝日の場合は火曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
※現在リニューアルに向け長期休館中
入場料一般 300円、大学生・高校生・中学生・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
※現在リニューアルに向け長期休館中
展覧会URLhttp://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/140125.htm
会場多摩美術大学美術館
https://museum.tamabi.ac.jp/
住所〒194-0215 東京都町田市小山ヶ丘6-4-8(事務室)
アクセス※2023年3月31日をもちまして多摩市落合での事業は終了致しました。現在、リニューアルに向け準備中です。
電話番号042-706-7767(事務室)
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