終了した展覧会・イベントです

野口哲哉 「野口哲哉の武者分類図鑑」

練馬区立美術館
終了しました

アーティスト

野口哲哉
1980年生まれの野口哲哉は、樹脂やプラスチックなど、現代的な素材を駆使して古びた姿の鎧武者を造形し、それらの織りなす嘘とも現実ともつかない魅力的な世界観を構築する美術家です。
南蛮渡来のシャネルのマークを家紋とした甲冑を身にまとった紗錬家(しゃねるけ)の 武者像「シャネル侍着甲座像」がある一方で、兜に付いたプロペラ型の立物で空中を浮遊する武者の絵画作品「ホバリングマン 浮遊図」は当時あたかもそんな 武者がいたかのように、巧妙に古びた画面を演出しています。野口の作品世界の大半は、侍をモチーフにしながらも、実際には存在しない、彼曰く“でっちあ げ”の世界なのですが、サムライ、甲冑への知識に裏付けられた空想世界は実に豊かで、史実とのはざまを行き来するユニークで独創的なものとなっています。加えて、甲冑の表現の正確さや、サムライたちの立ち振る舞いは、格好良さの中にも常に滑稽さや哀しさが漂っており、その姿は日々の暮らしを送る私たち現代 人とどこか通じるものがあります。
作家はまだ30代半ばで活動期間は短いとはいえ、コレクターは国内外に及び、展覧会出品作、個展での評価も高く、今まさに注目される作家の一人です。一貫して鎧武者をモチーフに制作する野口の新作を含めた全作品約90点を中心に、彼の発想の原点となった古今の美術作品や写真、グラフィックデザインなどを併せて展示し、野口の武者世界を紹介する、初の個展となります。

[関連イベント]

「ゲスト×アーティストトーク」(事前申込不要)
野口哲哉と3人のゲストによる対談
2月21日(金) 16:00~<ゲスト>山田五郎氏(評論家)
3月8日(土) 15:00~ <ゲスト>山下裕二氏(明治学院大学教授)
3月22日(土) 15:00~<ゲスト>諏訪敦氏(画家)
場所:美術館展示室
※アーティストトーク参加には、野口哲哉展覧会チケット(当日券のみ可)が必要です。

「記念コンサート」(事前申込不要)
日時: 3月16日(日) 15:00~16:00
場所: 美術館ロビー
演奏: 前田善彦(チェロ)、塚田誠(ピアノ)

「銀河万丈氏(声優)による読み語り」(要事前申込)
貫井図書館共同主催
読み語り題目: 菊地寛「形」ほか
日時: 3月1日(土) 15:00~16:30
場所: 美術館視聴覚室
対象: 中学生以上
定員: 70名
※入場に際しては野口哲哉展覧会チケット(当日以外の半券も可)が必要です。

記念講演会「合戦場での目立ち方―甲冑と旗と陣羽織について」(要事前申込)
講師: 藤本正行(國學院大學兼任講師)
日時: 2月22日(土) 15:00~
会場: 美術館視聴覚室
対象: 中学生以上
定員: 70名
※入場に際しては、野口哲哉展覧会チケット(当日以外の半券可)が必要です。

※関連イベント詳細及びお申込み方法は、公式ホームページをご確認下さい。

スケジュール

2014年2月16日(日)〜2014年4月6日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
入館は17:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館。
入場料一般 500円、高大生および65歳から74歳 300円、中学生以下および75歳以上無料、障害者手帳をお持ちの方(一般)250円・(高大生)150円
展覧会URLhttp://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/noguchi14.html
会場練馬区立美術館
http://www.neribun.or.jp/museum.html
住所〒176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16
アクセス西武池袋線中村橋駅より徒歩3分
電話番号03-3577-1821
関連画像

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