デイヴ・ムラー「Sublime Memory Garden」

BLUM

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アーティスト

デイヴ・ムラー

9月19日(金)より、ブラム・アンド・ポー東京初の展覧会としてロサンゼルスのアーティスト、デイヴ・ムラーの個展「Sublime Memory Garden」を開催致します。当ギャラリーで9回目の個展となる今回は、ムラーの初の日本国内での個展です。

ムラーの紙に描かれたアクリル・ペインティングとインスタレーション作品は、音楽そのものへの深い関心に根差しています。また、いかに音楽が我々の日常に浸透し、生活をかたち作り、そして様々な文化間・文脈間で対話を可能にするかに着目しています。ムラー特有の緩い、それでいて考え抜かれた色調と筆致を用い、レコードジャケットやCDケース、ミラーボール、iPod、そしてなじみ深くも忘れ去られたイメージ等、自身の音楽への執着につながるモチーフを描いています。

Sublime Memory Garden はムラーの「音楽」への思いを、もう一つの重要な「自然」に結びつけた思索の庭（ガーデン）といえます。インスタレーションは壁に直接描かれたドローイングで始まり、タイムラインでギャラリーを巡り、音楽界の経済の担い手であったロックンロールの興隆と衰勢を描き出します。壁のそこかしこに置かれたドローイングの額は、タイムラインのなかの特定の時を表しています。ギャラリーの壁いっぱいに広がる窓からは明治神宮の森が見渡せ、そこには青々とした緑の庭の、豊かな「土地」が思い起こさせられます。ギャラリー真ん中に低いテーブルが置かれ、ポラロイド写真の形式のドローイングが数多く並びます。壁に描かれたイメージから離れ、また寄り添って、このドローイングの山はインスタレーション全体にある滋養を与えてくれるものです。

スケジュール

2014年9月19日(金)〜2014年11月15日(土)