向山裕「砂の原野・霊告」

ギャルリー東京ユマニテ

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アーティスト

向山裕

向山裕（むこやま・ゆたか）は1984年大阪府生まれ。巨大なキャンバスに、実際には指先ほどの小さな熱帯魚や、頭と尾に分かれたウナギなどを精密なタッチでリアルに描き作品が注目を集めます。その後、韓国での個展やグループ展に出品。2012年には髙島屋で個展を行い、その卓越した技術によって描かれた、どこか愛着を感じさせる作品が多くの反響を呼びました。向山が近年描くモチーフは、ウナギ、たこ、海ほたるなど海洋生物が多く見られます。向山は、気になった生物を入念に調べ、入手できるものは実際に飼って、その生育を共にします。それらは標本のようなリアルさで、作家の意思を殆ど感じさせない写実的な手法で描かれますが、何処か空虚な悲哀感と懐かしさにも似た愛着を感じさせます。今回の個展は２年ぶりの新作展となり、100号の大作のほか油彩約10点、他にFRPなどで制作した立体作品も展示いたします。

スケジュール

2014年9月8日(月)〜2014年9月27日(土)