終了した展覧会・イベントです

「そらいろユートピア 展」

十和田市現代美術館
終了しました

アーティスト

フェデリコ・エレーロ、中崎透、三田村光土里
そらいろユートピア展は、見知らぬ人どうしが、あるモノやコトをきっかけに、ゆるやかにつながるコミュニケーションについて考える展覧会です。この3月で、「3.11」から3年が経ちます。あの震災が私たちに改めて知らせたことに、それまでの地方自治体や地域社会で作られたルールやしきたりなどを超え、人々が手に手を取って助け合ってゆくことの清々しさ、またそれによって形づくられたゆるやかな共同体の温かさがありました。それまでに経験したことのない状況において、社会制度を頼らず、見返りを求めず、自らの感覚や経験を頼りに見知らぬ人々とつながることは、勇気がいること。しかし、それが切り拓く世界は、束の間ながらも慈愛に満ちあふれた共同体と見ることはできそうです。社会学者の北原糸子やレベッカ・ソルニットがある種のユートピアと名づけた、災害時におけるこのような現象。しかしながら、それも、復興事業が進み社会が元にもどろうとするなかで、少しずつ消えゆくように見えます。本展では、この時に、そうした創造力と愛に満ちた空間がどのようなものであるのかについて、芸術作品や震災後に見られた活動をとおして迫ります。仏教の般若心経に出てくる、世界観「色即是空」において、「空(そら)」は、世界全体の響き合い、そして「色」は、すべてのものを指しています。世界が形を変えながら巡るなかで、あの過酷な日々を超えようとしている人々の力のありかにもう一度向き合う試みです。

[関連イベント]
フェスティバルTOWADA!
大友良英さんをお招きし、アーティストと参加者が入り交じりながら、地域の伝統的な盆踊り「三本木小唄」をアレンジし、演奏し、踊る一大フェスティバルを実施します。
日時: 9月23日(火祝)
※詳細は公式ホームページよりご確認ください。

お坊さんの喫茶店 Cafe de Monk(カフェ・デ・モンク)がやってくる!
お坊さんや牧師さんが集まり、被災地の仮設住宅で不定期に開かれる移動傾聴喫茶が、1日限定で十和田にやってきます。被災地の人々を元気づける手のひら地蔵作りも行います。
日時: 7月20日(日)13:00〜16:00
会場: 美術館 屋外広場
参加費: 無料

山本高之による《あたらしいわざ!》ワークショップ
アーティストの山本さんと柔道や剣道の「あたらしいわざ」をつくろう。個性あふれるわざを繰り出して、みんなで盛り上がろう!
日時: 7月21日(月祝)10:00〜12:00
会場: 十和田市 志道館(予定)
対象: 小学校4年生まで
参加費: 無料
※要予約。お申し込み方法は公式ホームページからご確認ください。

スケジュール

2014年4月19日(土)〜2014年9月23日(火)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
5月7日(水)は臨時休館。4月28日(月)、8月4日(月)、8月11日(月)、9月22日(月)は臨時開館。
入場料企画展+常設展セット券1000円、企画展の個別料金は大人600円、高校生以下無料
展覧会URLhttp://towadaartcenter.com/web/exhibition_utopia.html
会場十和田市現代美術館
https://towadaartcenter.com/
住所〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
アクセスJR七戸十和田駅南口よりバス35分「官庁街通」下車、JR八戸駅西口よりJRバス40分「十和田市現代美術館」下車すぐ
電話番号0176-20-1127
関連画像

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