終了した展覧会・イベントです

「夜の画家たち - 蝋燭の光とテネブリスム - 」

山梨県立美術館
終了しました
西洋美術が頂点を迎えたバロック期(17世紀)において、フランスのジョルジュ・ド・ラ・トゥールやオランダのレンブラントらによって、夜や闇の背景から炎や灯の光によって対象を浮かび上がらせる劇的な場面を演出したテネブリスム(暗闇主義)が流行した。一方、日本では、近代になって初めて西洋美術に出会った画家たちがテネブリスムに魅了された。その一例を見た山本芳翠は「其画が全く光りのついてゐる様だ」と感心し、自らもこの新しい表現に取り組んでいる。そうした日本のテネブリスムとも言うべき独自の明暗表現が、江戸時代の司馬江漢や亜欧堂田善の銅版画、歌川広重や歌川国芳の浮世絵にはじまり、近代の高橋由一、中丸精十郎らの洋画、小林清親らの浮世絵から、鹿子木孟郎、高島野十郎らの洋画、近藤浩一路らの日本画、川瀬巴水の浮世絵にいたるまで続いていく。本展は、二つの文化の間で生まれたかつてないこの闇と光の世界の全貌を、着想源となったヨーロッパの巨匠ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの作品などとも対比させながら明らかにしていくものである。

スケジュール

2015年4月18日(土)〜2015年6月14日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が日曜日の場合はその日曜日も開館)
年末年始休館
入場料一般 1000円、大学生 500円、高校生以下 無料
展覧会URLhttp://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/specialexhibit_201504.html
会場山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
住所〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27
アクセスJR中央線甲府駅南口より「(御勅使・竜王駅経由)敷島営業所」「(大草経由)韮崎駅」「貢川団地」行きバス15分「山梨県立美術館」前下車すぐ
電話番号055-228-3322
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