箱瀬淳一「蒔絵今昔」

セイコーハウス銀座ホール

終了しました

アーティスト

箱瀬淳一

輪島塗の高い技術を伝承しながらも、独特の感性で表現した作品が評判を呼び、世界に名だたる宝飾ブランドとのコラボレーション作品も生み出す漆工芸家・箱瀬淳一氏による個展が開かれます。和光ホールで10年ぶりとなる今展では、蒔絵を中心に600点という類を見ない規模で展開。「還暦記念ということで60×10で600点！　人にはできないことに挑戦したかったのです。今の自分にできる最善を尽くしました。見る方に『ほおっ』と驚いていただけたら」。壮観なのは「今様」「昔様」の蒔絵をほどこした100点の蓮華、そして100点の豆皿など。氏の〝宇宙〟が詰まった作品群です。「手間を厭わないという意味での『不便さ』が好きです。蓮華にここまで手の込んだ蒔絵は必要ないという人もいるでしょう。でも、無駄を削ぐことはつまらないと、この40年間漆工芸に関わってきて感じています」と箱瀬氏。今展は、小さな作品から、それ一つを置くだけで、空間自体の空気感を変えてしまうような存在感のある作品まで見応えのある品揃えです。「お客様に作品そのものを楽しんでいただき、さらには、新しい使い方を想像して楽しんでいただきたい。毎日、会場にいますので、ぜひ声を掛けてください。お客様からの言葉が新たな作品を生み出す原動力になります」。未来へ受け継ぐ新しい蒔絵の世界をご覧ください。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 11月22日(日)、11月28日(土)　各日 14：00～

※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2015年11月21日(土)〜2015年12月1日(火)