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「武腰 潤の世界 - 色絵磁器・平成の彩り - 」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

武腰潤
斬新な構図と躍動的な絵付け、さらに自ら釉薬の研究を重ね、これまでの九谷焼には見られなかった豊かな色味を実現し、九谷焼の新しい世界を拓いた武腰 潤氏。九谷彩色金襴手の名窯・泰山窯の四代目に生まれ、金沢美術工芸大学では日本画を学んだ氏ならではの、美しい線描は国内外から高い評価を得ています。「花鳥風月は古今永遠のモチーフではありますが、現代に甦らせたように描きたい。自分の心を鳥たちに見立てながら、擬人化した鳥たちを表現できればと筆を持っております」。力強い野生味を放ちつつも、非常に繊細でどこかユーモアすら感じる表情豊かな烏、鴾、川蝉、山蝉たち。大作の八角絵皿では、飄々とした路傍の烏に朽ちた缶と鉄くずという難しい被写体を、かくも美しく鮮烈に描ききった武腰氏。その筆致の巧みさはもちろん、九谷焼の古典を超越した世界観に惹き込まれます。「"媚びない美"を貫いた古九谷に憧れて作陶の道に入りましたが、己を律した無心の仕事に、40数年経った今再び魅せられる思いです」。今年、石川県九谷焼美術館の館長に就任したことも契機となり、また円熟した作陶歴を経て古九谷への畏敬の念を新たにしたことで、より瑞々しい表現、より深化した仕事を追求するようになったと語ります。3年ぶりの今展では、長瓶、扁壷、蓋物、大皿など40点に加えて酒器や器が出品されます。平成の時代に生きる九谷焼の真髄に触れることができます。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 9月18日(日)14:00~
ゲスト: 武腰潤

スケジュール

2016年9月16日(金)〜2016年9月25日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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