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[画像: 竹内栖鳳 「班猫」 (1924) 絹本 山種美術館所蔵]

「日本画の教科書 京都編 - 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ - 」展

山種美術館
終了しました

アーティスト

竹内栖鳳、村上華岳、上村松園、小野竹喬、福田平八郎
山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者・山﨑種二(1893-1983)が蒐集した作品をもとに、日本初の日本画専門美術館として開館し、2016(平成28)年に50周年を迎えました。それを記念して山種コレクションを代表する日本画を厳選し、本展では京都画壇、続く次回展では東京画壇と計2回にわけてご紹介します。近代日本美術史を語るうえで欠かせない、名画ばかりを取り揃えた「日本画の教科書」とも呼べる特別展を開催します。
明治時代以降、大きく様変わりする環境の中で、日本画家たちは流入してきた西洋画を強く意識し、新時代にふさわしい日本画を模索し続けてきました。なかでも京都は平安時代以来のやまと絵の表現や、江戸時代の円山四条派から続く写生の伝統を受け継ぐ一方、日本美術の発展のため日本初の画学校を開校させるなど、革新かつ組織的に取り組んできました。そのような背景の下、近代を代表する画家であり教育者でもあった竹内栖鳳や、女性初の文化勲章を受章した上村松園など、才能豊かな日本画家たちが数多く誕生しています。伝統を尊重しながらも、新たな要素を次々と受け入れていく京都の柔軟な土壌が、日本画に様々な方向性を生み出したといえるでしょう。本展では、当館の顔ともいえる竹内栖鳳「班猫」や村上華岳「裸婦図」の2点の重要文化財をはじめ、上村松園、小野竹喬、福田平八郎、山口華楊、上村松篁、上村淳之など明治時代から現代にいたるまで、京都画壇の画家たちの珠玉の名品をご紹介します。伝統を規範としながら旧来の枠組みを超え、日本画に新局面をもたらした京都画壇の魅力を、50周年ならではのこの機会に是非ご堪能ください。

[関連イベント]
トークイベント「市川染五郎 受け継ぐことと創ること」
日時: 12月17日(土)14:00~15:30(13:30開場)
会場: 國學院大學 学術メディアセンター(AMC)常磐松ホール
講師: 市川染五郎(歌舞伎役者)
定員: 先着250名
参加費: 3000円(本展への入館料を含む)

※参加にはお申し込みが必要です。お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2016年12月10日(土)〜2017年2月5日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日休館
展示替え期間・年末年始休館
備考
12月29日~1月2日は休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 900円、中学生以下・障害者手帳提示とその介護者1名 無料
展覧会URLhttp://www.yamatane-museum.jp/exh/2016/nihonga.html
会場山種美術館
https://www.yamatane-museum.jp/
住所〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
アクセスJR・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分、恵比寿駅西口1番乗り場より都バス(学06番・日赤医療センター前行)広尾高校前下車徒歩1分、渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より都バス(学03番・日赤医療センター前行)東4丁目下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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