これは、彫刻家と画家が同時に同空間で開催する「2つの個展」です。
彫刻家・西村浩幸は、「beyond the horizon "半島の海風が通り抜ける"」 と題し、伊豆半島を一望する敷地に切り倒されたユーカリの巨木をその場で作品にしたものをギャラリーの床に展示します。画家・瀬川祐美子は、壁に「across the sky "旅の途中で希望を見つけた"」と題して展示します。2ヶ月間スウェーデンで描いた後、学生最後の制作として没頭した作品です。二人のそれぞれの世界観に浸りながら、同時に同空間にあるために見えてくる共通項に目を向けることができます。その体験こそが観る者を心豊かにする源泉であると感じていただけることでしょう。