「卆寿記念大樋陶冶斎展 - 今をつなぐ陶・書・絵 - 」

セイコーハウス銀座ホール

終了しました

アーティスト

大陶冶斎

平成28年2月、裏千家開祖・仙叟居士が初代長左衛門を金沢に同道して350年になるこの年。日本藝術院会員であり、文化勲章受章者の十代大長左衛門氏は家業をご子息に譲り、千玄室大宗匠に賜った大陶冶斎としてまた日展作家・大年朗氏として〝藝術道”を邁進される決意をされました。そして11月、卆寿を祝っての初めての個展が和光で開かれることになりました。自由闊達な生き方は作品に反映され、触れた方、ご覧になられた方に元気と力強いやる気を与えてくれるのも名匠ならではのことです。「勉強すること、識ることは基礎の基礎。それを知らないで発言したり、物を造るなど、もってのほかだと思っています。茶盌の基本の基本は同じことの継承です。どれも自分自身を表現することなので、自分の求める美、自分らしさを追求して今後も制作を続けます。やはり、いろいろ試みて楽しみを見出したいと思っています」。卆寿を忘れさせるほど若々しい大氏。その活力の源は、自己表現のあくなき探求という日々の隠れた努力の賜物と納得がいくのです。緑釉の美しい大壺、鮮やかでいてシックな筒花入、そしてかわいらしくもあり、厳とした眼差しの福朗など。80点にも及ぶ挑戦を忘れない氏ならではの作品が銀座に勢揃いします。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 11月5日(土) 14：00~
※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2016年11月4日(金)〜2016年11月13日(日)