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[画像: 聖母像(親指のマリア) (17世紀後期) イタリア長崎奉行所旧蔵品]

「親指のマリアとキリシタン遺品」展

東京国立博物館
終了しました
クリスマスは、12月25日のイエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の祭りです。聖母マリアと幼子イエスは普遍的な慈しみの象徴として篤く信仰されてきました。当館が所蔵する「聖母像(親指のマリア)」は17世紀にイタリアで制作されました。宝永5年(1708)にキリスト教の信仰が禁じられていた日本に潜入したイタリア人宣教師ジョバンニ・バッティスタ・シドッチ(1667~1714)が持参したことが知られています。日本に潜入するにあたって、所持できるものが限られるなか、決して小さくはないマリア像を選んだところに、シドッチの深い聖母信仰をうかがい知ることができます。シドッチは屋久島に上陸して間もなく薩摩藩によって捕らえられ、江戸に送られて新井白石(あらいはくせき)の取り調べを受けました。平成26年(2014)、文京区小日向の切支丹(きりしたん)屋敷跡から発掘された人骨が、文京区、国立科学博物館、早稲田大学の調査によってシドッチ本人のものと確認されました。昨年、出土した頭蓋骨からシドッチの顔が復元されたので、今回、文京区教育委員会から復元された頭部をお借りして、「聖母像(親指のマリア)」とともに展示いたします。そのほか、クリスマスの時期に合わせて、聖母子や聖人などを表したキリシタン遺品をご覧いただき、日本におけるキリスト教信仰に思いを馳せていただければ幸いです。
会場: 本館 特別2室

スケジュール

2017年12月5日(火)〜2017年12月25日(月)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館 ※その他臨時休館あり
入場料[総合文化展(常設展)] 一般 1000円、大学生 500円、高校生以下および満18歳未満・満70歳以上、障がい者と介護者各1名 無料、特別展はイベントにより異なる(入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障がい者手帳等ご提示ください) ※入館方法などの最新情報は公式ウェブサイトでご確認ください。
展覧会URLhttp://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1891
会場東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
住所〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
アクセスJR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩13分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より15分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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