終了した展覧会・イベントです

「AINICLE」展

Gallery NIW(ギャラリーニウ)
終了しました

アーティスト

小野龍一
ATALASISは、東京藝術大学の音楽・美術の学生により、「現代諸芸術の在り方、その追求」を目的とし2014年に結成されました。グループ名である「ATALASIS」という言葉は、1960年代にアメリカで起こった、「FLUXUS」(リトアニア系アメリカ人ジョージ・マチューナスにより結成され、音楽、美術、詩、舞踏など広い分野にまたがり新たな芸術の在り方の追求を目的とした芸術運動)​からの言葉遊びで、ATALASIS「新しい・現代の」、FLUXUS「古い・過去の」という発想からできています。今回は、『AINICLE』というモノオペラを上演します。モノオペラというのは20世紀頭に登場した、一人の歌手が歌って演じるという作品形態です。モノドラマとも呼ばれます。しかし、今回のモノオペラに歌手/役者は登場しません。鑑賞者自身が物語の登場人物となり、ステージ(今回はギャラリーです)の中を歩き回ります。20世紀から現在にかけて、オーディオ技術を含む科学の発展に伴い騒音という問題が発生し、同時期のヘッドホンやイヤホン、室内用オーディオ機器の登場は個人の聴取環境を閉鎖化を加速させました。また、現代都市は様々な音で溢れ、そのような音の情報過多に人々は慣れてしまい都心部の騒音などは一種のサウンド・マークとなってしまっています。そのような時代だからこそ、音楽家は自身の音楽・音にセンシティブ/クリティカルにならなくてはなりません。そして彼らの「音」を人々に伝達することこそ現代の-いつの時代においても-音楽家の役割ではないでしょうか。今回はオペラという19世紀的な啓蒙装置をツールとして用いることにより、「現代の音楽」あるいは「聴取の在り方」を人々に提示します。
[関連イベント]
「ぼくとわたしと現在音楽」
日時: 7月9日(日)18:00〜
料金: 500円(入場料と別途)
出演: 小沼純一(音楽・文芸批評家/早稲田大学教授) + 小野龍一(本作品演出)

スケジュール

2017年7月6日(木)〜2017年7月11日(火)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
開館時間: 13:00〜20:00
入場料
会場Gallery NIW(ギャラリーニウ)
http://gallery-niw.jp/
住所〒112-0014 東京都文京区関口1-44-8
アクセス東京メトロ有楽町線江戸川橋駅1b出口より徒歩3分、東京メトロ東西線神楽坂駅2番出口より徒歩11分
電話番号03-6280-8297
関連画像

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