終了した展覧会・イベントです
[画像: 左: 伊島薫太朗「落花」、右: 伊島薫「虫螻」]

伊島薫 + 伊島薫太朗 二人展

AL
終了しました

アーティスト

伊島薫、伊島薫太朗
蚊やハエ、アブなど、伊島薫氏の身の回りに現れては一瞬のうちに殺された虫たち。それらを、リングライトを装着したデジタルコンパクトカメラの顕微鏡モードで凝視し撮影したシリーズが「虫螻」です。彼自身の生活日記やドキュメンタリーのようでもあり、また、死体にハイブランドの服を着せる「最後に見た風景」シリーズと、人体のありのままに迫る高精細スキャン「あなたは美しい」シリーズの延長線上にある作品とも捉えられるでしょう。一方、伊島薫太朗氏の「落花」は、花弁が落ちていく瞬間の造形美をカメラで丹念に追い続けたシリーズです。シンプルな構想でありながら、花のカラーグラデーション、落ちていく空気感と偶然に得られる光彩、シャッタースピードなどを絶妙にカクテルして描かれ、生命とエロスを謳う抽象画のようでもあり、また見ているうちに、花弁を振り落とす彼固有の身体性や視線にシンクロできそうな、実験的な作品になっています。
本展は、父子による初めての二人展です。二者に師弟関係はなく、薫太朗氏は独学で写真を学び、「落花」シリーズを撮りためてきました。父子それぞれ、モチーフは異なりながらも、生命へ向けられたユニークなコンセプトと、写真でしか表現しえないアプローチで瞬間美に迫り形にするセンスには強い共通性が感じられます。
そこで今回、これらのシリーズを初めて発表する機会を同時に設けることとなりました。本展のために制作される額装プリント、約30点ずつを展示します。

スケジュール

2017年6月2日(金)〜2017年6月15日(木)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
展覧会によって休廊日や開廊時間が変動します。
備考
開館時間: 12:00〜19:00
入場料
会場AL
http://www.al-tokyo.jp
住所〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
アクセス東急東横線代官山駅東口より徒歩5分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅4番出口より徒歩6分、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン恵比寿駅西口より徒歩9分
電話番号03-5722-9799
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