終了した展覧会・イベントです
[画像: あるがせいじ「1358」(2017) 紙、フレーム 50.5×50.5cm]

あるがせいじ 展

ラディウムーレントゲンヴェルケ
終了しました

アーティスト

あるがせいじ
紙を素材に道具はカッター(NTカッターの45°でなければならないらしいが)一丁、それだけでシンプルかつ驚くべき世界観をレントゲンで発表し続けて15年、その表現の幅の広さ、アイデアの多さたるや。一点一点の驚きもさることながら、シンプルな制作スタイルを保ちながらも彼の頭の中の「無限の引き出し」を思うにそのクリエイティビティに驚嘆せざるを得ない。
かつてその制作の在り方を問うた折、「自分というものが関わると、いろいろな事がダメになる。着想は、自らの手を動かさないと確認できない。そんな矛盾を考えています。」(2013「韜晦〜巧術其之参」)という禅僧のような回答を得た。コンセプトだテーマだコンテキストだと始終唱えてしまう僕を含めた現代美術人(?)の在りようを一蹴する一言に衝撃を受けたものである。あるがの淡々とした日々の態度からしても、これはレトリックや、思考のための思考ではない。日々コツコツと積み上げられる表現の末に立ち現れた言わば「手の言葉」であろう。そうして生み出されたあるがの表現は、表現そのものの在り様の具体化といったような抽象的(かつメタ的な)な概念に収斂していくのではないだろうか。これほど純粋な美術内美術を僕は他に知らない。

スケジュール

2017年4月1日(土)〜2017年4月30日(日)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
水曜日、木曜日

オープニングパーティー 2017年4月1日(土) 19:00 から 00:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://roentgenwerke.com/wp/あるがせいじ|新作展/
会場ラディウムーレントゲンヴェルケ
住所〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-5-17
アクセスJR馬喰町駅より徒歩4分、JR・都営浅草線浅草橋駅より徒歩4分
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