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[画像: Marina Višić "Studio experimentation with compositions" (2017)]

AIT ARTIST TALK #73 「Low Relief / Unreal Estate」

AITルーム
終了しました

アーティスト

マリーナ・ヴィシック、クセニア・ガレイヴァ
AITでは、オランダにある芸術文化機関Mondriaan Fondsの助成により、4月7日までレジデンス・プログラムを通して日本に滞在しているアーティストのマリーナ・ヴィシックに加え、2012年に同プログラムで日本に滞在したアーティストのクセニア・ガレイヴァによるトーク「Low Relief / Unreal Estate」を2月27日(火)19:00より開催いたします。
マリーナ・ヴィシックは、映像の領域にどのような質感や動きが取り込まれているのかをリサーチしながら創作活動を行っています。彼女の作品においては、イメージと身体の関係性と同様に、重要な要素として演出が挙げられます。この滞在中は、小説家・谷崎潤一郎による『陰翳礼讃』(英:In Praise of Shadows)や黒澤明の映画に見られる建築・地理的参照点に影響を受け、光や影、素材とその表情など日本の古典的美学についてもリサーチを行っています。
クセニア・ガレイヴァは、写真を主な表現として活動しています。ロシアにある別荘で過ごす自身の家族を20年にも渡って撮影したプロジェクト'Unreal Estate'では、どのような手法が記憶に影響を与え、誘導されるのか、また、何が私たちの認識を操るのかを探求しています。これらをガレイヴァは「autobiographical fiction(自叙伝的フィクション)」と言い、自身の人生を語るツールとして使用しています。ガレイヴァは他にも視覚芸術としての写真メディアと私たちの感性との関係性を問う作品を数々制作しています。
ふたりは、映像や写真など異なるメディアを用いながらも、見る行為を通して私たちの感性や認識がどのように刺激され記憶に接続されるのかという問いについて、さまざまな試みを行っています。
このトークでは、近年の作品やプロジェクトを紹介するとともに、滞在中に日本で経験したことが、その後の創作にどう影響しているかなど、幅広い話題を取り上げます。

[イベント概要]
日時: 2018年2月27日(火) 19:00~21:00(18:30 開場)
定員: 20名
参加費:一般 1000円、MAD受講・修了生、一般学生、AITベースメンバー 800円、AITハウス・サポートメンバー 無料
※1ドリンク付き、要予約、逐次通訳あり

※イベントの詳細は公式ホームページをご確認下さい。

スケジュール

2018年2月28日(水)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料一般 1000円
展覧会URLhttp://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2018/02/ait-artist-talk-73low-relief-unreal-estate.php
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277
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