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[画像: 岡本神草《口紅》 大正7年(1918) 京都市立芸術大学芸術資料館蔵]

岡本神草「岡本神草の時代」展

千葉市美術館
終了しました

アーティスト

岡本神草
岡本神草(本名・敏郎)は明治27(1894)年、神戸市に生まれました。彼は大正4年に京都市立美術工芸学校絵画科を卒業後、京都市立絵画専門学校に進学します。最初は当時広く流行していた新南画風の作品を描いていましたが、大正5年頃から生涯のモティーフとなった舞妓を竹久夢二風に描くようになります。その世界は浮世絵の影響を受けてしだいに濃厚な官能性を帯びるようになり、大正7年の第1回国画創作協会展(国展)に入選した《口紅》によって一気に開花し、新興美人画作家として注目を集めました。大正9年、第3回国展に出品した《拳を打てる三人の舞妓の習作》では官能性の先にある神秘的な存在感を追究し、将来を期待されるようになります。その後菊池契月に師事し、新たな展開を模索するなか、昭和8(1933)年に38歳の若さで急逝しました。

今回は《口紅》、《拳を打てる三人の舞妓の習作》等のこれまでに知られている作品をはじめ、寡作で知られる岡本神草の数少ない完成作を可能な限り集め、素描・下図・資料類約100点の他に甲斐庄楠音など共に競い合った仲間や師の契月などの作品も展示します。本展覧会は昨秋京都国立近代美術館で開催され、大きな反響を呼びました。東日本で唯一本展を開催する千葉市美術館は、巡回の最終会場となります。

※会期中、一部展示替えを行います。

[関連イベント]
■講演会
「岡本神草の夢と現」
【講師】上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館館長)
6月2日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名※当日12:00より11階にて整理券配布

■市民美術講座
「東京画壇と京都画壇」
【講師】河合正朝(当館館長)
6月9日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名 ※当日12:00より11階にて整理券配布

「大正の青年たちが目指したもの−国画創作協会、草土社そしてMAVO−」
【講師】藁科英也(当館上席学芸員)
6月23日(土)14:00より(13:30開場予定)/11階講堂にて/聴講無料
先着150名 

ギャラリートーク
担当学芸員による ―5月30日(水) 14:00より
ボランティアスタッフによる ― 会期中毎週水曜日(5月30日を除く)14:00より
※水曜日以外の平日の14:00にも開催することがあります。
※会場の混雑状況により中止となる場合がございます。

スケジュール

2018年5月30日(水)〜2018年7月8日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
毎月第1月曜日は休館(祝日の場合は開館)
年末年始休館
備考
金曜日・土曜日は10:00~20:00 、6月4日(月)・18日(月)・7月2日(月)は休館日
入場料一般 1,000円(800円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生無料
展覧会URLhttp://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2018/0530/0530.html
会場千葉市美術館
https://www.ccma-net.jp
住所〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
アクセス千葉都市モノレール葭川公園駅より徒歩7分、京成線千葉中央駅東口より徒歩約10分、JR千葉駅東口より徒歩15分、
電話番号043-221-2311
関連画像

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