終了した展覧会・イベントです

田口行弘 展

無人島プロダクション
終了しました

アーティスト

田口行弘
ベルリンを拠点に世界各地で精力的に制作を行う田口の、無人島プロダクションでは約5年ぶりの個展となる本展では、居住地であるベルリンの空き地に廃材などを使って自分で家を建て生活を営んだ約2年に渡る実験的なプロジェクト「Discuvry」を原点とし、そこから派生した近年の作品群、そして2016年から始めた現在進行形の香港でのプロジェクトで構成されます。タイトルである「If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together. – “早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいなら一緒に行け”」は、田口が2012年から継続的にプロジェクトを行っているケニアのナイロビで地元のアーティストから教わった言葉です。その言葉は、ちょうど「Discuvry」で自分の家の周辺に暮らす他者と関わりながらプロジェクトを行っていた田口の体験にぴたりと当てはまったと言います。田口が作品制作や展覧会に行く先々で街や人を観察し、その中で出会った素材は、火、土、植物、布や廃棄物など、人の日常の営みに深く関わっているものという共通項があります。田口はそれらを自在に動かしながら映像を作り上げていきますが、その制作の場となるのは主として路上や広場など開かれた公共の場所であり、その制作プロセスの段階で偶然出会った人々とのコミュニケーションや共同作業もが作品に次々に組み込まれていき、作家個人の表現に多様な価値観や境界がまざりあって田口作品はできあがっていきます。本展では、会場を大きくふたつに分け、片方はケニア、ニュージーランド、ドイツで制作した映像作品のスクリーニングスペース、もう片方には、ドローイング、映像、そして会期中も拡大し続ける織りのインスタレーション作品とで構成します。また会期の最初の約一週間は作家が会場に滞在しワークショップ「Let’s Weave!」を行います。このワークショップで作ったパーツは、本展終了後に香港のCentre for Heritage Arts & Textile (CHAT)へと会場を移し、さらに大きなインスタレーションに展開していく予定です。

スケジュール

2018年4月21日(土)〜2018年5月27日(日)

開館情報

時間
13:0019:00
土曜日・日曜日は12:00〜18:00
休館日
月曜日、祝日
備考
土曜日は11:00-19:00 まで、日曜日は11:00-18:00まで、月曜日・祝日は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.mujin-to.com/press/taguchi_2018_gofast.htm
会場無人島プロダクション
http://www.mujin-to.com/index_j.htm
住所〒130-0022 東京都墨田区江東橋5-10-5
アクセス都営新宿線菊川駅A3出口より徒歩8分、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線住吉駅B2出口より徒歩8分、JR総武線錦糸町駅南口より徒歩12分
電話番号03-6458-8225
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します