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[画像: 現代思潮社・美学校 中西夏之 教場(森永純撮影、1969年)]

「AIT SLIDE TALK #36 社会変革とアート・エデュケーション ー1960年代以降にみる日本と香港の実践から」

AITルーム
終了しました

アーティスト

嶋田美子、スザンナ・チュン
アーティストの嶋田美子氏と香港を拠点にアジアから世界に向けて活動を行うアジア・アート・アーカイヴ (Asia Art Archive、以下AAA)でラーニング部門を統括するスザンナ・チュン(Susanna Chung)氏を迎えて、AIT SLIDE TALK #36「社会変革とアート・エデュケーション ー1960年代以降にみる日本と香港の実践から」を行います。
嶋田美子氏は、国内外の展覧会で作品を発表するほか、2010年から「現代思潮社・美学校」(1969-75)について研究しています。美学校は、60年代末の学生運動の高揚を受けて、ラディカルな批評で知られていた出版社の現代思潮社が創設した、当時のオルタナティブな美術学校です。ハイレッドセンターのメンバーでもある中西夏之や赤瀬川原平、九州派の菊畑茂久馬、画家の中村宏、日本のコンセプチュアリズムの先駆者でもある松澤宥らが教鞭をとり、創設者の現代思潮社社主・石井恭二は「世界を見る視覚を変えることによって世界を変える運動である」と美学校を位置づけていました。
今年、嶋田氏はAAAのレジデンス・プログラムに参加するため香港を訪れ、1967年の香港動乱後、68年に創設された「創建実験学院」の存在を知ります。美学校の創設時期にも重なり、二つには類似した性格も見られると嶋田氏は言います。本トークでは、当時の美学校の思想や、創建実験学院などアンブレラ運動を後継する香港のオルタナティブな美術教育について、嶋田氏の考察を聞きます。
後半は、スザンナ・チュン氏よりアジア広域でアートにまつわる収集・創造・知識の共有を通じたAAAの歩みを紹介します。先頃、香港で開館したTai Kwun Contemporaryや、近く開館を迎える新しい美術館M+など、急速に変貌を遂げる香港の文化エコロジーと美術教育に対するAAAの応答となるでしょう。
定員:30名(要予約) 要約通訳あり
※予約方法等詳細は公式ホームページをご覧ください。

スケジュール

2018年7月26日(木)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料1000円(要予約)
展覧会URLhttp://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2018/07/ait-slide-talk-36.php
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277
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