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[画像: アラン | コムニカチオのドローイング | 2018 | 紙、鉛筆、アクリルガッシュ | 19×27cm]

アラン + 斉と公平太「非零和無限不確定不完全情報ゲームとしてのアート?」

TALION GALLERY
終了しました

アーティスト

アラン(三浦阿藍)、斉と公平太
本展では、ゲームとアートとの関係について思考する2人のアーティストの活動を紹介します。 アラン(三浦阿藍)は、自らが開発したボードゲーム「ゾンビマスター」において、ゲーム道具とプレイヤーとの間のコミュニケーション不全にフォーカスしています。それは、プレイヤーに開示された規則に基づき、可能な指し手に対して駒の状態を変化させるという点におい ては、将棋やチェスといった伝統的な完全情報のボードゲームと変わりがありません。しかし、その状態変化が複雑になればなるほど、指し手の検討はより難しくなり、プレイヤーは駒を思い通りにコントロールできていない感覚を抱くようになるでしょう。 斉と公平太は、チェスの駒の見かけ上の形状を、将棋の駒の形状に差し替えたものを《チェス将棋》として意匠登録しています。チェスや将棋の駒の機能は、駒のかたちや装飾には左右されません。もちろん、だからといって駒のデザインは重要でないということにはなりません。「王」や「ルーク」や「桂馬」といった虚構的内容や、駒のサイズの大小を適切にデザインすることで、そのゲームに不慣れなプレイヤーは、例えば大きな駒は小さな駒よりも多くの機能を持つといった類比的な推論がしやすくなります。 既存のゲームのメカニクスと道具との関係を拗らせて新たなゲームを生み出す2人のアーティストは、チェスや将棋のように作者の名との紐帯が失われた状態を目指したり、あるいは既存の紐帯を上書きしたりしながら、アートという「ゲーム」の次の指し手を検討しています。

スケジュール

2019年11月30日(土)〜2019年12月29日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、祝日

オープニングパーティー 2019年11月30日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場TALION GALLERY
http://www.taliongallery.com/
住所〒171-0031 東京都豊島区目白2-2-1 B1F
アクセスJR山手線目白駅より徒歩6分、東京メトロ副都心線雑司ヶ谷駅2番出口より徒歩2分
電話番号03-5927-9858
関連画像

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