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[画像: 大樋陶冶斎(十代 長左衛門)作 大樋青釉金彩鳥紋花入 (径13.4×高さ31㎝)]

「大樋焼353年 令和の継承 陶冶斎と長左衛門」展

セイコーハウス銀座ホール
終了しました
加賀藩五代藩主・前田綱紀公によって招かれた裏千家開祖・仙叟宗室に同道した茶盌造り師の土師長左衛門を始祖にもつ大樋焼。1666年の築窯から実に353年を迎える今年、新時代の幕開けを記念する大型企画展として大樋陶冶斎(十代長左衛門)氏と十一代大樋長左衛門氏による初の親子展が開催されます。互いの仕事に関わらず、ときに陶という素材、器という形から離れ、革新的な個の創作に邁進した2人の芸術家が歩みを交え、表現の交歓ともいえる作品が一堂に会します。「父の陶冶斎が卒寿、私が還暦を迎えてから、父の仕事を手にとるように理解できるようになりました。これまで歴然とあった30年の差が、“差”ではないものになりつつあるのです」と、長左衛門氏。歴史と伝統を誇り、脈々と受け継がれる茶陶の系譜、大樋焼の技と心を陶冶斎氏は、「過去は過去、古典は古典として十分に大切にしながら、世の中に無いものを創る。己の創意創作あるのみ」だと語ります。先祖から預かった飴釉、黒釉、緑釉、青釉、白釉を使い、いかに新しい表現を模索できるかが大樋焼の精神であるといいます。「大樋代々が独立したアーティストであり、金沢の文化や美意識に受け入れられ、さらに磨かれてきたことも大切な要素です」と長左衛門氏。湧き上がる創作の熱を革新に満ちた表現で世に送り出し、その一つ一つが大樋焼の新たな伝統になることを確信する作品群。お2人による合作の茶盌など、令和の新境地を存分にお楽しみいただけます。

スケジュール

2019年6月5日(水)〜2019年6月11日(火)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/616
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
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