終了した展覧会・イベントです

「映画雑誌の秘かな愉しみ」

国立映画アーカイブ
終了しました
本年は、現存する日本初の映画雑誌「活動写真界」の創刊(1909年)から110年、そして現在も続く「キネマ旬報」の創刊(1919年)から100年の節目を迎えます。そこで国立映画アーカイブでは、映画の本をテーマにした「シネマブックの秘かな愉しみ」展(2015年)に続き、映画雑誌の豊かな歴史に焦点を当てた展覧会を開催いたします。映画が新しい視覚メディアとして普及し始めた明治末期以来、その発達と歩を合わせながら、広範な話題を提供する総合誌、スターや映画会社のファン雑誌、映画の言論空間となった評論誌、製作や興行の動向を伝える業界誌、そして特定の主題に焦点を絞った専門誌など、あまたの雑誌が生み出されてきました。ページを開けば、どの時代の雑誌の誌面にも、映画に対する読者の愛情と書き手の情熱、そして編集者たちの志を認めることができるでしょう。インターネットの普及が情報伝達のあり方を大きく変えた今日、映画雑誌は転機を迎えています。しかし、長い年月の中で培われてきた映画雑誌の役割やスタイルは、様々な変遷を経ながら、今も確実に生き続けています。この展覧会では、明治・大正期から近年まで、多種多様な日本の映画雑誌を展示いたします。先人たちが情熱を傾け、試行錯誤しながら積み重ねてきた映画雑誌の歴史に触れることで、多くの方々が映画の愉しみを再発見する機会となれば幸いです。
[トークイベント]
1. 「日本の映画雑誌事始め」
日時: 9月21日(土)
登壇者: 本地陽彦(国立映画アーカイブ客員研究員)
2. 「戦後、映画雑誌の黄金時代をめぐって」
日時: 10月19日(土)
登壇者: 佐藤忠男(映画評論家・日本映画大学名誉学長)× 高崎俊夫(書籍編集者・映画評論家)
3. 「いま、映画雑誌とは」
日時: 11月16日(土)
登壇者: 田野辺尚人(「別冊映画秘宝」編集長)×平嶋洋一(株式会社キネマ旬報 DD エディター)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年9月7日(土)〜2019年12月1日(日)

開館情報

時間
11:0018:30
※上映イベントの上映時間は企画によって異なる
※展示室の入場は18:00まで
休館日
月曜日
上映準備・展示替期間・年末年始休館
備考
毎月末金曜日は11:00〜20:00まで開館、9月23日〜30日は休館
入場料一般 250円、大学生 130円、高校生以下・シニア・障害者手帳提示とその介護者1名 無料
展覧会URLhttps://www.nfaj.go.jp/exhibition/filmmagazines/
会場国立映画アーカイブ
https://www.nfaj.go.jp/
住所〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6
アクセス東京メトロ銀座線京橋駅1番出口より徒歩1分、都営浅草線宝町駅A4出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩5分、JR東京駅八重洲南口より徒歩10分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)