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ミン・ウォン 「偽娘恥辱㊙部屋」

アサクサ
終了しました

アーティスト

ミン・ウォン
アサクサは、ベルリン在住のアーティスト ミン・ウォンによる個展『偽娘恥辱㊙︎部屋』を開催いたします。映像、インスタレーション、パフォーマンスの手法を用いて、ワールドシネマと大衆文化を語り直して来たミン・ウォン。作家自身が俳優となり不完全に翻訳された再演を行うことで、ジェンダー意識がいかに構築され、再生産され、循環し、表彰のポリティクスに流れ込んでいくのかを考察して来ました。今回、東京で制作された最新作は、性愛を描く大胆なストーリーと演出で知られる成人映画「日活ロマンポルノ」を題材にしています。本作では、「偽娘(にせむすめ): 中国語で女性的な容姿を持つ男性の意)」になりすましたミン・ウォンが映画のワンシーンに参入し、ファルスへの跪拝と悦楽のクライマックスに向かう男性中心の視線を侵犯し、逸脱することで、映画史が加担した性的ヘゲモニーをクイア化することを企図しています。大衆文化はテクノロジーの発展によって衰退する運命にありますが、日活ロマンポルノを終焉へ追いやったのもまた、80年代初頭から始まった家庭用ビデオ再生機とアダルトビデオ(AV) の普及でした。ポルノ専用の上映館は姿を消し、映像と射精の享楽空間は家庭内に持ち込まれ、現在ではインターネットが提供するメディア空間がその重要な一端を担っています。「偽娘」は、SNS上で絶大な人気を博す一方、彼らの存在は政治的な監視の目に晒されており、社会的な「秘めごと」であり続けています。本展に合わせ、11月30日(土) には、オープニング記念パフォーマンスとして、アーティストによる親密な会話がささやかれる「ピロートーク」を開催。また会場では、ミン・ウォンがポルノ女優を演じる2020年月めくりカレンダー「色暦偽娘恥辱㊙︎部屋」(展覧会カタログ) を販売いたします。
[関連イベント]
パフォーマンス「ピロートーク」
日時: 2019年11月30日(昼の部 13:00-14:00、夜の部 18:00-19:00)
会場: アサクサ
予約不要、入場無料

スケジュール

2019年11月30日(土)〜2019年12月29日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
備考
開館時間: 11:00〜19:00、月曜日・火曜日・水曜日、木曜日は休館

オープニングパーティー 2019年11月29日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://www.asakusa-o.com/fake-daughters-room-of-shame/
会場アサクサ
https://www.asakusa-o.com/
住所〒111-0035 東京都台東区西浅草1-6-16
アクセス東京メトロ銀座線田原町駅3番出口より徒歩2分、つくばエクスプレス浅草駅B出口より徒歩5分、都営浅草線・東武伊勢崎線浅草駅2番出口より徒歩8分
電話番号090-8346-3232
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