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[画像: 山村慎哉 輪繋文螺鈿茶器(夜光貝、乾漆粉、色漆、金粉 5.6×5.6×高さ8㎝)]

「密なる世界 - 北陸 気鋭の四作家たち - 」展

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

山村慎哉、塚田美登里、水元かよこ、釋永維
伝統工芸を根底に、独自の表現を豊かに醸成させた作家の台頭が目覚ましい北陸地方。この地に制作の拠点をおく、漆芸、陶、ガラス、金属の4分野の工芸作家の作品が一堂に会する展覧会「密なる世界」がこの春、開催されます。同会場で開かれた「北陸発 工芸未来派」から約3年。漆は山村慎哉さん、陶は水元かよこさん、ガラスは塚田美登里さん、金工に新たに釋永 維さんを迎え、それぞれの素材特性と高度な伝統技を背景に、個性豊かに美を追求した工芸作品が集います。山村さんは、漆芸の伝統的な加飾技法を駆使し、貝、卵、金属などの素材による縞や輪、四角などの極めて簡潔な模様を究極に追求。その模様が最も美しく見える表現を突き詰めた、結晶ともいえる作品です。水元さんは、九谷焼の伝統的な五彩を用いながら、大胆な装飾性とユーモアを併せ持つ独創的な世界を展開。戦国武将の変わり兜に刺激を受け、用あるものへの大胆かつ緻密な加飾を物語性をもって表現します。塚田さんの作品は、ガラスと金属箔などを融合させた色味、熱と重力で導き出された造形によって、自然の神秘を感性豊かに表現。光や水、空気などの連続する自然界の事象をモダンに、リズミカルに展開します。釋永さんは、茶道文化の発達した金沢で研鑽を積み、茶道具や器物制作の一方で壁面造形などの幅広い制作活動を展開。朽ち果てる自然を象徴的にとらえ、緊張感と繊細さが共存する金工作品を発表します。伝統工芸に根ざし、敬意を表しながら、とらわれのない独自表現を開花させる気鋭の四作家たち。工芸界に新風を吹き込む熱気を感じていただけることでしょう。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 3月24日(日)14:00~
ゲスト: 外舘和子(多摩美術大学教授)
※イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年3月21日(木)〜2019年3月31日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.wako.co.jp/exhibitions/608
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
関連画像

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