終了した展覧会・イベントです
[画像: :クッション構造と素材の変遷を伝える椅子サンプル。着座できるものと併せて 6 脚展示します。各 W460×D520 ×H965 製作・所蔵:五反田製作所グループ 撮影:尾鷲陽介 ]

「椅子の神様 宮本茂紀の仕事」展

LIXIL ギャラリー 1 & 2
終了しました

アーティスト

宮本茂紀
椅子張り職人として、また日本初の家具モデラーとして、現在も第一線で活躍する宮本茂紀さん(1937-)。修復の仕事から海外デザイナーズの家具や乗り物のシートまで幅広く手がける宮本さんは、これまで国内外から大きな信頼を得てきた、日本における椅子作りの第一人者です。本展は、宮本さんが携わってきた多くの名作やオリジナル作品を含む約35点の展示資料とともに、長年の経験と知識、そして確かな技術に裏打ちされた宮本茂紀さんの仕事に迫ります。カッシーナ、B&B、アルフレックス、梅田正徳、藤江和子、隈研吾、アントニオ・チッテリオ、ザハ・ハディド...。彼らは、宮本茂紀さんがともに椅子の試作開発に携わってきたメーカーやデザイナー、建築家たちです。職人との間を繋ぎ、製品化を支える家具モデラーとして、宮本さんは「やってみなければ、分からない」と開発に挑み、デザイナーらの意向をかたちにしてきました。細部まで妥協せずに追及する、その姿勢にこそ不可能なことを可能にする力が宿るのかもしれません。これは、宮本さんが多くのクリエイターたちから信頼を置かれる所以でもあります。しかし、そんな神業のようなことも、職人としての約65年のキャリアがあってこそ。過去には迎賓館や明治村に残された椅子の修復も行ってきました。宮本さんは経験から得た知識や新旧の技術を椅子作りに活かし、さらに次世代に継承することも怠りません。人一倍の探究心と好奇心で、宮本さんの職人魂は常に先の姿を見据えています。本展では、宮本さんが携わった数多くの仕事を、モデラーの仕事、修復や自ら手がける椅子開発を含む椅子張り職人の仕事、そして次世代を育てる仕事の3つに分類し、それぞれ数例を試作開発の具体的な取り組み方とともに紹介します。完成した椅子に隠された職人の熟考、判断、技術の痕跡が垣間見られることでしょう。本展が、新たな角度から椅子の奥深さや魅力に触れることのできる機会となることを期待します。
[関連イベント]
家具を考える・意匠と機能をつなぐもの
日時: 10月15日(火)18:30~20:30
講師: 宮本茂紀(家具モデラー)× 川上元美(デザイナー)
会場: AGC Studio
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2019年9月5日(木)〜2019年11月23日(土)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
夏期・年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1906/
会場LIXIL ギャラリー 1 & 2
http://www1.lixil.co.jp/gallery/
住所〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
アクセス東京メトロ銀座線京橋駅2番出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅6番出口より徒歩3分、都営浅草線宝町駅A4出口より徒歩3分、JR山手線有楽町駅京葉口より徒歩7分
電話番号03-5250-6530
関連画像

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