ベルリンを拠点に活動するアーティストのアンセルム・ライルは、ケーニッヒ東京での個展「Another Day to Go Nowhere」でサイト・スペシフィックなインスタレーションを展開し、最新のシリーズから作品を紹介します。遊び心に満ちた素材、手触り、色使いで知られる作家は、本展にて新作のペンディングに加え陶器の新作もあわせて展示いたします。またライルは展示空間を囲むギャラリーの白い壁に、黒いスプレーを乱雑に吹きかけます。グラフィティやタグにインスパイアされた彼は、そのような都会のパブリック・スペースに見られるアートの表現を、抽象的でミニマルな形で展示空間へと落とし込みます。