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[画像: 大野智史 Sleep in jungle. 2018 watercolor on paper 54.0 x 76.5 cm ©Satoshi Ohno]

大野智史 「Sleep in jungle.」

小山登美夫ギャラリー六本木
終了しました

アーティスト

大野智史
*小山登美夫ギャラリーは新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年4月1日[水]- 30日[木]の間、休廊させていただくこととなりました。

※本展示は臨時休館の影響で会期を縮小して掲載しております。
元会期: 2020年3月7日(土)〜4月4日(土)

大野智史は1980年岐阜県生まれ。2004年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業しました。同年に鹿児島県甑島のアートプロジェクト参加、亜熱帯の島で生活し、その記憶と大きなスピーカーのある東京の部屋の中での生活が溶け合った「Sleep in Jungle.」シリーズが生まれました。

本展における大野の新作は、「Sleep in Jungle.」シリーズとの繋がりをもち、亜熱帯のジャングルに包まれ、溶け込み、夢と同化したかのようなハッピーで幻想的な世界観を表わしています。

大きな器であるベッドは男性を表し、中に寝そべる女性は居心地よくまどろみ、植物の中にいる男女の慈愛は、そのまま大野の「人間的な部分をどれだけ描けるのか」という挑戦の現れでもあります。近年、大野が描く風景画にはレイヤーの重なりが過剰に見られており、それがPCのウィンドウや動画における多層映像、そして現代社会の多層構造との関連が見られていましたが、本出展作では一転、みずみずしさと鮮やかさを保った色彩により、背景と人物が一つの画面に溶け込んでいるような描き方をされています。人間や環境の全体をとらえ、絵画空間に入り込む新たな画面構成には、なんとも言えない一体感や、空間性や時間軸、鑑賞者の視点や自我をも画面の中に溶解するように取り込まれるような力があります。

また、描かれている緑は自然界にある緑というよりも、汚染されたケミカルな緑色です。そこには自然と現代に潜む問題との関連が現れていると言えるでしょう。

スケジュール

2020年3月7日(土)〜2020年3月31日(火)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
3月28日は休館
入場料無料
展覧会URLhttp://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/satoshiohno2020/
会場小山登美夫ギャラリー六本木
http://www.tomiokoyamagallery.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩11分
電話番号03-6434-7225
関連画像

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