終了した展覧会・イベントです
[画像: 舟越桂《水に映る月蝕》2003年 楠に彩色、大理石 作家蔵 撮影: 今井智己]

舟越桂 「私の中にある泉」

渋谷区立松濤美術館
終了しました

アーティスト

舟越桂
現代日本を代表する彫刻家、舟越桂(1951–)は、東京藝術大学大学院在学中に函館のトラピスト修道院から聖母子像制作の依頼を受けたことを契機に、本格的に木彫での人物像の制作を開始しました。1980年代にはじまる楠の木彫彩色の人物像は、1990年代前後から異形化が試みられるようになり、新たな表現領域が切り拓かれていきました。
舟越は、一貫して人間の姿を表すことにこだわり、「自分の中の水の底に潜ってみるしかない」と、創造にあたってまず自分自身と向き合う姿勢をとり続けてきました。その背後には「ある個人を特定して語っていく事、それが普遍的に人間について語る事になっていく」という思いがあり、また創作の源となる作者の内面は、ひそかに外につながる水脈を保つ地底湖のように、社会的あるいは個人的な様々な事象を受けとめ揺らぎ続けてもいるのです。
本展ではこの作家の心のありようを、「私の中にある泉」と呼びます。そして、1980年代から今日までの代表的な彫刻作品にくわえ、ドローイング、版画、何かを思うたびに書き留められるメモ、自作のおもちゃや小物などをつぶさに見ていくことで、作品が生み出される作家自身の内なる源泉の姿そのものを探ります。

[関連イベント]
1. スペシャル対談 (映像上映) 舟越桂氏×いとうせいこう氏 (作家・クリエーター)
日時: 1月23日(土)午後2時~ (約1時間30分)
場所: 地下2階ホール
参加費: 無料(要入館料)
定員: 40名(申し込み先着順)
*事前申し込みが必要です。
2. 特別インタビュー「舟越桂、自作を語る」(映像上映)
日時: 12月20日(日)①午前11時~ ②午後2時~(各回 約1時間)
場所: 地下2階ホール
参加費: 無料(要入館料)
各回定員: 40名(申し込み先着順)
*事前申し込みが必要です。
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2020年12月5日(土)〜2021年1月31日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
(公募展・サロン展は9:00〜17:00 ※最終日は公募展会場のみ16:00閉館)
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
展示替期間・年末年始休館
備考
1月11日は開館、12月29日から1月3日・1月12日は休館
入場料一般 500円、大学生 400円、 高校生・60歳以上 250円、中学生・小学生 100円、障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://shoto-museum.jp/exhibitions/191funakoshi/
会場渋谷区立松濤美術館
http://www.shoto-museum.jp/
住所〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
アクセス京王井の頭線神泉駅西口より徒歩5分、JR渋谷駅ハチ公口より徒歩15分
電話番号03-3465-9421
関連画像

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